猫の日 2023 [ヒナのひるね、少年の夢]

住むなら吉祥寺に決まってるさ、銭があればね。
住みたい街ランキング、今年のトップは横浜だそうな。
ああ、おっ母さんは結構横浜長かったな。
鶴見だけどな。
脅威は猫の日だそうな。
ニャンヤンニャン。
黒トラと三毛は毎日餌を食べに来る。
ときどき白。
黒トラはひょいひょいとすぐ近くまで来る。
うちの子になりなよ。
でも玄関には入らない。
三毛はもっと距離をとる。
カメラを向けても逃げてしまう。
どちらも小さいので、メスなのかな。
あまり仲良しではない。
暖かくなってきて良かったな。
タグ:猫
上からニャン [ヒナのひるね、少年の夢]

玄関を出たら、上からニャンと挨拶された。
やあ。
今日はいい天気だな。
そこは日当たりが良くてあったかそうだ。
寒いだろ、うちに入んなよ [ヒナのひるね、少年の夢]

チューナー内蔵ウクレレには、最初から電池が付いていた。
絶縁用のぺろんを剥がすだけ。
なんだ。
ところが、on/offのスイッチにトラブルが。
針で突いて動かすようなやつね。
そのスイッチが引っかかって動かなくなってしまった。
電源入りませんのよ。
つまようじなんかでいじってもこうまくいかない。
ちょっと時間を置こう。
今日は寒かった。
常春の地なのに寒いものは寒い。
買い物にも出ず、引きこもる。
玄関を出たところでシロクロを見かけたので声をかける。
「寒いだろ、うちに入んなよ」
じっとこちらを見て何か考えてる。
入んなよと、手招きしてみる。
やっぱりこちらを見ている。
意図していることは通じたみたいだ。
それでもじっと考えてから、餌場の方へ向きを変えた。
そうか、お前は自由が好きか。
本当のシロクロ [ヒナのひるね、少年の夢]

今日の昼過ぎ、本当のシロクロが現れた。
こちらを向いてニャンとかわいい声で鳴き、牛乳をよく飲む。
こちらも縞だね。
おデブではない。
すらりとしている。
少し大きくなったかね。
あら、元気?
あのチビデブはまったくの別猫だったのである。
おなかがふくらんでいるやつ。
もっと小柄。
やれやれ。
でも、庭が野良猫で賑わうのはうれしいぞ。
▼幻泉館日録:World Record
おかえりシロクロ [ヒナのひるね、少年の夢]

今朝はずいぶんひさしぶりにシロクロが餌を食べに来た。
おお、元気だったか。
大きくなったなあ。
というか、やけにふくらんでないか。
思うに、アパートの一室のようなところに閉じ込められていたのではないかな。
昔チビ君がそうだった。
一か月ほど姿を消して、丸々太って帰ってきた。
ああの時はアパートの窓にチビ君が見えたのだ。
シロクロは私をやさしいおっちゃんだと認識している。
近くへ寄って、牛乳が注ぎ込まれるのを見ていた。
まあ、めでたい。
元気でいてくれた。
ありがとうよ。
▼幻泉館日録:一本道
猫町 #4 [ヒナのひるね、少年の夢]

昼下がり、外猫の餌場からおヒナちゃんにそっくりな黒白猫が去っていった。
小柄なところもそんな感じ。
お盆か?
違う、違う。
その後、全体が薄茶色の野良君が現れた。
どうしたんだ。
餌があるぜという情報が広まったのかしら。
もちろんおなじみ白黒君も飯を食いに来た。
いいぞ、いいぞ。
今は外でごろんと寝ていれば快適だろう。
しかし。
すぐに冬が来るぜ。
外は寒いぜ。
中に入れてくれよってやつも出てくるのでは。
わくわく。
▼幻泉館日録:猫町 #3
柴犬 深掘り! [ヒナのひるね、少年の夢]

あれ、録画してるな。
何だろう。
何を予約したかなんて覚えちゃいない。
番組表を見てみると、ああ、そうか。
5月5日に初回放映か。
ページを見ても、何もないな。
▼NHK: 柴犬 深掘り!
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初回放送日: 2022年5月5日
英語で放送したNHKの柴犬の番組がユーチューブで公開されると視聴回数80万回を超える大人気に。一言では表せない奥深さを持つ柴犬の魅力を深掘りした番組を日本語で。
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柴はかわいいねえ。
正平さんに番組でも柴犬を見たばかりだ。
毎日ヒナと少年のことを思い出している。
かわいかったなあ。
携帯で撮ったやつしかすぐには出てこないな。
ああ、少年!
ねこのひるね [ヒナのひるね、少年の夢]

さっきNHKのクローズアップ現代をちらりと見たんだけど、なんかおかしくなかったか?
いいんだよ、どんどん地域が自立していけば。
大電力会社の存在が間違い。
もう恫喝停電なんかにあまされちゃだめよ。
昼下がり、外猫用餌箱の近く、日陰になっているところでシロキジがごろごろと涼んでいた。
姿を現すのは珍しいな。
こちらに気づくと動きをとめてこちらを見ている。
おっちゃん、いつもありがと。
って感じかな。
夏なのに肥えた?
おっちゃんも昼寝してしまった。
洗濯物を干してごろりと横になったら、そのままzzz...
はっと気がつくともう夕方。
どんより曇っていたけど雨が降らなくて良かったわ。
結果オーライ。
生きている! [ヒナのひるね、少年の夢]

訪問介護の人が来てどたばたしている時、なんだか視線を感じて振り返ると、キジシロだ!
おまえ、生きているのか。
よかった、よかった。
ちょっと前よりふっくらして、表情も穏やかだ。
首輪こそしていないが、なんだか飼い猫みたいになっている。
本当によかった。
なんだか幸せそうだぜ。
少し離れたところから、じっとこちらを見ている。
何か言いたげなんだがなあ。
こちらが出たり入ったりしている間に姿が見えなくなった。
一応餌と牛乳を出しておいてやる。
夜になっても減っていなかった。
どこかのおうちでかわいがってもらってるんかね。
じゃあ、私が埋葬したキジシロ似は誰なの?
少し大きいし、首輪もしていたからね。
もしかしてその子のおうちで飼われてるのかしら。
その子もうちにご飯食べに来てたんだよな。
さようならキジシロ(シロキジ) [ヒナのひるね、少年の夢]

朝新聞を取りに出ると、キジシロが寝ていた。
おや、ひさしぶり。
元気だったかい?
元気ではなかった。
死んでいた。
かわいそうな子だったよな。
餌をもらいに来るけれど、甘え方を知らない。
わけもわからず子供を産んで、そのまま死なせてしまう。
いつも孤独だったんだ。
それでも最期にやさしいおっちゃんを頼りにしてくれた。
雨の中ほとんど穴も掘れないので、猫たちの墓場の隅に置いて、草や木の枝を積み重ねる。
もう餌は出さなくていいみたいだな。
硬直した身体は重かった。
なぜか赤い首輪をしている。
シロに首輪巻いていたのと同じ人かな。
あいつは今どこかで飼われているのかな。
うちに野良猫がまったく来なくなるのはずいぶん久しぶりだ。
今度は鼠が出るのかな。