悲しみの紙 [日常雑記]
♪ 天皇陛下もトイレに入れば
♪ カミに頼ってる
岡林信康「くそくらえ節」
あの頃の岡林さんは、屈託なく明るく歌っていた。
そう、紙は大事やで~。
日本郵便(JP)は被害者面をしているが、担当者が「再生紙」の品質に気づいていなかったということはありえない。
素人のオレだって、年賀状のあれは「再生紙はがき」じゃなくて、「普通紙はがき」だと思っていた。
「偽装」は製紙業界全体がやっていたことのようだ。
田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にそ
富士の高嶺に 雪は降りける
田子の浦は、ヘドロで名を馳せた。
東海道本線で吉原に差し掛かると、すごい臭いがした。
製紙工場の排水と煤煙によるものだった。
今は解決したことになっているようなのだが、それでも富士市の空は悪臭がする。
→環境省 報道発表資料 - 平成19年9月19日 製紙業に対する大気汚染防止法遵守状況に係る点検結果について
ゴッホ「ガシェ博士の肖像」125億円。
ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」119億円。
旧大昭和製紙の名誉会長がオークションで落札して、死んだら一緒に燃やしてくれと言って顰蹙を買った絵画群である。
文化果つる地の話である。
コメント 0