早すぎる鎮魂 [書籍と雑誌]
森達也さんの『日本国憲法』が平積みされていた。
おっいいぞ、と思った。
もちろん即購入。
パラパラと読み始める。
おおそうだったな。
「野党第一党であるはずの民主党は、自民党と競うように新憲法草案を発表した」
うちの選挙区は旧民社党幹部の息子が民主党代議士なので、自民党より改憲に積極的なのよ。
いくら野党第一党に票を集めろと言われても、そんなやつに投票したくない。
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天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し養護する義務を負ふ。
(第十章最高法規 第九九条【憲法尊重擁護の義務】)
この条項を単独で額面どおりに捉えれば、憲法を尊重して擁護する義務を負う政治家が憲法改正を口走るそのことだけで、すでに憲法違反の可能性がある。
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そう、素直に読んでみることが大切なんだ。
こういうことを書くと、すぐに自称法律の専門家などが出てきて、学会の定説とかいうものを教えてくださろうとする。
それはお断り申し上げる。
そういうことに、私はあまり価値があるとは思わない。
法の精神は大切だ。
それに沿って自分で条文を読んでみることの方が、価値がある。
この本は雑誌『Quick Japan』の連載をまとめて、大幅に加筆・修正を加えたものだそうだ。
これから楽しみながら読むところ。
2007-01-24 00:34
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そうです、そうです。
本当に素直に読んで、考えることが大切だと思います。
by 降龍十八章 (2007-01-25 10:35)
降龍十八掌 さん、コメントありがとうございます。
自民党の解釈改憲に奉仕した曲学阿世の輩がいたりするので、あまり学者を信用してないんですよ。
憲法を再び取り戻すというは、改憲という方法でなくてもいいと思うのです。
by 幻泉館主人 (2007-01-25 15:37)
なるほど。
by 降龍十八章 (2007-01-29 14:43)