破壊せよ、とアイラーは言った [音楽]
今年の春一番でアルバート・アイラーの「ゴースト」を演奏した人達がいました。
好きな曲をやってくれたのは嬉しかったんですが、アイラーも様式になってしまったのかと、複雑な気持でした。
でも、たとえば70年代のジャズ喫茶で、わかったような顔をしてとっくに死んでしまったアイラーやコルトレーンやドルフィーのレコードを聴いていた時よりも、初夏の野外音楽堂で生演奏を聴く方が「ジャズ」なんだよなあ。
こんなことを思い出したのは、リンク先のマリィ ジョー ♪さんのところで「破戒」という言葉を見かけたからです。
字が違うがな。
でも、「破戒せよ、とアイラーは言った」もいいじゃないかと思ったのです。
画像は、何年ぶりに引っ張り出したかというレコードのジャケットです。
「混迷と萌芽の60年代」という廉価版のシリーズで買ったアイラー。
1964年の録音を、70年代に聴いていたんです。
解説を慶応大学の鍵谷幸信さんが書いているのが、時代ですな。
ALBERT AYLER(tenor saxophone)
DON CHERRY(cornel)
GARY PEACOCK(bass)
SONNY MURRAY(drums)
→Holy Ghost: Rare & Unissued Recordings (1962-70)
→アルバート・アイラー/グリニッチ・ヴィレッジのアルバート・アイラー
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