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アイヌのうた [音楽]

千本浜 2005年1月18日
 [ I Love Sunset! 夕陽が好き!]

「愛奴」と書いて「あいど」と読めば、ハマショウこと浜田省吾がいたバンド。
あまりよく知らない。
羽仁進監督の映画にもそんなタイトルのものがあったように思う。

詩人小熊秀雄は、「愛奴」と書いて「アイヌ」と読ませていた。

 →青空文庫:小熊秀雄

苺姉さんのところで『アイヌ神謡集』のことを見かけたので、私もふと思い立ってCDを注文した。

 →ねんねんおねむ「鈍りくらんで 行く手も見わかず」

私はアイヌ語やユーカラの本を出している会社に在籍していたことがあるのだが、実際のアイヌ語をほとんど知らない。
その言葉の響きが聞きたかった。
そのことをずっと忘れていた。

文字と意味では言葉は成立しない。
音と意味が必要条件だろう。
文字のない言葉、アイヌ語は、耳で聞かなければ触れたことにならないのではないかと思ったのだ。

amazonで検索するとCDが何種類か出ていたが、とりあえず萱野茂さんが採集したり実際に御自分で歌っている音源を注文してみた。
巻き舌の「rr」を多用して「オッホルルルル~」と子供をあやす子守歌、ユカラのリズムはやっぱり実際に聞いてみないとわからない。

「rr」は鶴の舞いでも出てくる。
鳴き声をまねているのだろうか。
蛇や雨燕や鶴、動物を模して歌い踊るというものは、これは映像を見ないとダメだなあ。

こんなふうに豊かな自然の中で動物や精霊と共に暮らしていた人々の生活を破壊したのは、もちろんシャモなのだ、日本なのだ。

北海道沖縄開発庁長官という言葉を耳にした時に、奇異な感じを抱いた。
「北海道沖縄開発庁」という役所があるのかと思ったのだ。
もちろんそんなものはない。
1950年に作られたのが北海道開発庁、復帰の1972年に作られたのが沖縄開発庁。
「開発」?

 →環境記3号

実際には関東・中部・関西を除けば「開発」担当の役所があるようだが、それでも北海道と沖縄は特別である。
北海道に関して言えば、たとえば二風谷のダム建設に見られるように、それは先住民の生活の破壊を意味している。

そんなに昔の話ではない。

アイヌのうた
価格: ¥1,895 (税込)
アイヌのうた
1. イユタウポポ(搗き物をするときの歌)
2. アペヘコテカムイノミ(火の神へのお祈り)
3. シンヌラッパ(先祖へ供物を送る言葉)
4. イヨンノッカ(子守歌)1
5. イヨンノッカ(子守歌)2
6. イヨンノッカ(子守歌)3
7. 早口言葉1
8. 早口言葉2
9. 早口言葉3
10. ウポポ(座り歌)
11. チャッピーヤク(雨燕の舞)
12. ハララキ(鶴の舞)
13. アンナホーレ(湿原に遊ぶ鶴の舞)
14. ヤイサマ(即興歌)
15. ホリッパ(輪踊り)
16. カムイユカラ(神謡)「支笏湖の大蛇」
17. ウウェペケレ(昔話)「二つの頭を持った男」
18. ユカラ(叙事詩)「山丹の美女と大まむし」


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