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加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年) [音楽]

【追記】No.2

「ROOTS MUSIC DVD COLLECTION」の第二弾が出ていたの少し前に注文しました。

今日届きました。

あ、なぎらさんだけまだだ。



CSで放映した番組ね。

内容の報告は追い追い。



「ROOTS MUSIC DVD COLLECTION」

Vol.6 遠藤賢司

Vol.7 なぎら健壱

Vol.8 レイニーズ・バンド

Vol.9 ROOTS MUSIC 音楽祭1

   中川五郎・高田渡・遠藤賢司

Vol.10 ROOTS MUSIC 音楽祭2

   三浦和人・パンタ・早川義夫・五つの赤い風船



いずれも定価2000円+悪税。



【追記】No.1

簡単にベストは「雨はいつか」なんて書いちゃいましたけど、ラストの「あなたに捧げる歌」もほろっと来ます。



 ♪ とどかぬ愛の激しさゆえに

 ♪ ゆれるこの胸に

 ♪ 今夜ここで遭えたうれしさ

 ♪ 忘れずにいたい



もちろんコンサートのシメになる静かな曲です。



 ♪ 今夜ここで遭えたうれしさ

 ♪ 忘れずにいたい



この部分の歌詞をふと思いますことがあります。






80年代前半、私はとにかく貧乏でございました。

ははは、笑っちゃうほどお金ないんですよ。

ほとんどネコマンマみたいなお弁当を作っていって、公園で食べたりしてました。

それでも、苦しい中で毎月給料を出してくれた社長殿(故人)には感謝しております。



レコードなんぞもなかなか買えない。

それでよく図書館で借りました。

無料というのは嬉しかったなあ。



のんびり市の図書館ではまだそんなものを貸し出していなかったので、さすが帝都は違うわいと感心しました。

本郷にある会社からの帰りに真砂町の図書館に寄って、適当に借りるわけです。

それから坂を下って後楽園の裏を通り、別の零細出版社にある雑誌の編集部でごろごろしました。



吉田拓郎さんの『無人島で…。』(1981年)や『王様たちのハイキング・イン・武道館』(1982年)はそうやって聴いたものです。

松本隆さんの作詞が多かったころですね。



加藤登紀子さんというのは、それほど熱心に聴いていたわけではないのです。

でも、図書館でなんとなく借りてきたレコードがとても良かったんですね。

1971年から続いているお登紀さんの「ほろ酔いコンサート」。

その1979年12月23日と24日の、日劇ミュージック・ホールでのライブです。



加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』



実はバックを担当しているセンチメンタル・シティ・ロマンスが良かったんだと思います。

だから、このアルバムの中のベストはセンチの曲「雨はいつか」。



 ♪ 雨はいつか 上がるもの

 ♪ 雲はいつか 晴れるもの

 ♪ ゆれる心の 果てるまで



恥ずかしい話ですが、絶望的状況の中で本当に人生の応援歌として素直に聴けてしまいました。

数年前、急にこのアルバムが聴きたくなったのは、やっぱり応援を求めていたのでしょうか。

品切れ再プレス未定だったのですが、しつこく注文を出していたら届きました。

廉価版の復刻CDで、1456円+悪税。

今も同じ品切れ状態のようです。



加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』

加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)

1. フリーダム

2. 色即是空

3. 酒は大関

4. 私のブギウギ

5. 酔えば

6. 鳳仙花

7. ANAK〈息子〉

8. 踊れ時を忘れて

9. 大脱走

10. 仮面の騎士

11. 雨はいつか

12. この空を飛べたら

13. あなたに捧げる歌





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コメント 15

おてんとさままる。

TITLE: Re:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)(03/01)
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こんばんは。



のんびり市図書館、一度は行ってみようと思いながら、素通りです。我が地元(区)の図書館には、映像系・音楽系がありません。都内は、小さくて古くてもあったのになぁと、ちょっと残念。



加藤登紀子さんも、以前(今も?)は年越しライヴしていたのではないでしょうか?



高田渡さんの映画やるんですか?読み違えかな?
by おてんとさままる。 (2004-03-01 01:10) 

yitiko

TITLE: 高橋さんのこと
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この前言っていた本、読みました。和己夫妻の苦闘が内側から書かれていて、下世話な興味で読めます。でも神格化?していたいので、私の日記には書きません。幻さんだけに?お教えします。二人はひとめ惚れだったんですって。和己の若い頃は凄い美男子。そして彼女は光り輝いていたと彼が言っていたそうで、しかし一緒に生活するとギャップに戸惑ったようだとも。彼女は小学生の頃から作家の奥さんになろうと思っていたんですって。そして十分その勤めを果たしたと思えるそうです。二人でアル中になったことも・・・。

読まない方がいいかも。抑制の効いた文章ではあるのですが。
by yitiko (2004-03-01 06:53) 

りり猫

TITLE: Re:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)(03/01)
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こんにちは!

やはり自分にとっての応援ソングってありますよね。

あと、音楽と映像とその時の気持ちが結びついちゃって、

いつ聴いても眩暈を起こすものとか。

郷愁・・・デジャビュー・・・。

ふと幻泉館主人さんが手作りのお弁当を公園で食している姿を

想像してしまいた・・・。
by りり猫 (2004-03-01 12:47) 

幻泉館 主人

TITLE: Re[1]:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)(03/01)
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おてんとさままる。さん、こんにちは♪



今ののんびり市は天下り市長で、立図書館は典型的なハコモノ行政の産物。

中身はしょぼいですよ。

区立の小さな図書館って、良かったなあ。



>加藤登紀子さんも、以前(今も?)は年越しライヴしていたのではないでしょうか?



それは存じませんですのじゃ。



>高田渡さんの映画やるんですか?読み違えかな?



これはやりますのじゃ。

とりあえず新宿でレイトショーらしいです。

DVD出ないかな。
by 幻泉館 主人 (2004-03-01 13:43) 

幻泉館 主人

TITLE: Re[1]:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)(03/01)
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りり猫さん、こんにちは♪



>ふと幻泉館主人さんが手作りのお弁当を公園で食している姿を

>想像してしまいた・・・。



いや、これが本当に寂しい弁当でして、それでは体壊しますだ。

本郷2丁目の、下が水道局の浄水場ななにかになっている公園です。

今度お弁当持って行ってみようかしら。
by 幻泉館 主人 (2004-03-01 13:48) 

chappi-chappi

TITLE: Re:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)(03/01)
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幻泉館ご主人様、こんにちは!



ご主人の時代の1ページ。



私の応援歌は「時代」でした。



「ANAK]はフレディ・アギラーとかいうフィリピンの歌手の作品でしょう?この歌は好きでした。「息子」とかいう意味だったと思います。母の息子に対する愛情を歌ったものだったと思います。



加藤登紀子さんのは、LPレコードがひとつあります。「あなたの行く朝」という歌が心に残ったという記憶があります。旅立つの人の歌です。
by chappi-chappi (2004-03-01 14:35) 

幻泉館 主人

TITLE: Re[1]:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)(03/01)
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chappi-chappiさん、こんにちは♪



>「ANAK]はフレディ・アギラーとかいうフィリピンの歌手の作品でしょう?この歌は好きでした。「息子」とかいう意味だったと思います。母の息子に対する愛情を歌ったものだったと思います。



そうです、本人の歌で日本でもヒットしましたね。

お登紀さんは他の人の持ち歌をよく歌いますね。



>加藤登紀子さんのは、LPレコードがひとつあります。「あなたの行く朝」という歌が心に残ったという記憶があります。旅立つの人の歌です。



 ♪ いつのまにか

 ♪ 夜が明けて



って、歌?

いい曲ですよね

もしかしてそのアルバムは坂本龍一さんとやっているやつではないでしょうか。

やはり図書館で借りて聴きました。

『ほろ酔いコンサート・ライヴ』とセットで心に残っています。
by 幻泉館 主人 (2004-03-01 14:43) 

chappi-chappi

TITLE: Re[2]:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)(03/01)
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幻泉館 主人さん、またたびこんにちは~。



> ♪ いつのまにか

> ♪ 夜が明けて



>って、歌?



ああ、そう、そう、これ、これ。この歌です。

よか~。



>いい曲ですよね



はい。ほんとに。



>もしかしてそのアルバムは坂本龍一さんとやっているやつではないでしょうか。



ごめんなさい。それはおぼえていないです。九州に確認しに帰ってきますのでちょいとお待ちください。
by chappi-chappi (2004-03-01 15:30) 

幻泉館 主人

TITLE: Re[3]:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)(03/01)
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chappi-chappiさん、歌詞ちょっと違ってました。



御本人のサイトに歌詞が出ています~。

<small> <a href="http://www.tokiko.com/jibunsi/jibunsi24.htm" target="_blank">http://www.tokiko.com/jibunsi/jibunsi24.htm</a></small>



私が図書館で借りたのは、『愛はすべてを赦す TOKIKO KATO with RIUICHI SAKAMOTO』(1982年)というアルバムだったようです。

<small> <a href="http://gowest.info/album0001_aihasubetewoyurusu.htm" target="_blank">http://gowest.info/album0001_aihasubetewoyurusu.htm</a></small>
by 幻泉館 主人 (2004-03-01 18:44) 

chappi-chappi

TITLE: Re[4]:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)(03/01)
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幻泉館 主人さんlこんばんは~。



>chappi-chappiさん、歌詞ちょっと違ってました。



ご主人が書いてくださった最初の「いつ~のまにか~」で、思い出し、夕方口ずさんでいたら、「夜が明ける~」と歌っていました。昔歌っていた歌って、おぼえてないようで、おぼえているのですね。不思議です。高校のときの校歌も。去年30年ぶりに歌うことになって、どうしよう、と思ったら、イントロがなった瞬間、歌詞が口をついて出ていました。最後まで、全部。不思議です。



>御本人のサイトに歌詞が出ています~。



ありがとうございます。見ました。お気に入りに入れました。



>私が図書館で借りたのは、『愛はすべてを赦す TOKIKO KATO with RIUICHI SAKAMOTO』(1982年)というアルバムだったようです。



登紀子さんのアルバムアマゾンで見たのですが、どれだかわかりません。1976年くらいに買ったレコードです。家に帰ればすぐわかるのに。

「酔いどれの歌」とかある?そんなかんじのもはいっていたかもしれません。ライブではなかったです。
by chappi-chappi (2004-03-01 21:00) 

pglove

TITLE: ; V$:Rl&lt;er 5?C 1997]
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Re:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライモアんばんは

私にとってなぎらさんはおよげたいやき君の

うらについていた「いっぽんでもにんじん」を

歌っていた人です。これは前にどこかで書いたような。ここだったかな?



加藤登紀子さんは函館で一度飛行機ジャックという

可哀想なめにあいましたね~。



ではまた
by pglove (2004-03-01 21:36) 

幻泉館 主人

TITLE: Re[5]:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)(03/01)
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chappi-chappiさん、またたび~。



>登紀子さんのアルバムアマゾンで見たのですが、どれだかわかりません。1976年くらいに買ったレコードです。



なるほど、1976年だと違うアルバムですね。

もう手に入らないレコードかもしれません。

CDで出てなければ、amazonではヒットしませんし。
by 幻泉館 主人 (2004-03-01 21:56) 

幻泉館 主人

TITLE: Re:; V$:Rl&lt;er 5?C 1997](03/01)
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pgloveさん、こんばんは♪



文字化けしちゃいましたね。

なんだろう。



>私にとってなぎらさんはおよげたいやき君の

>うらについていた「いっぽんでもにんじん」を

>歌っていた人です。これは前にどこかで書いたような。ここだったかな?



そうだと思います。

読んだ記憶があります。



>加藤登紀子さんは函館で一度飛行機ジャックという

>可哀想なめにあいましたね~。



おお、そういうことがありましたね。

いつのことだったかしらと検索してみたら、1995年6月21日。

つまり、あの阪神淡路大震災やオウム真理教の地下鉄サリン事件の年でした。

全然結びついていませんでしたわ。
by 幻泉館 主人 (2004-03-01 22:01) 

おてんとさままる。

TITLE: Re:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)(03/01)
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こんばんは。



今日、押入れをガサっていたら、民放で放映された「フォークオペラ’95」(築地本願寺ブッディストホール)のビデオが出てきました♪

なぎらさんが案内人で、W西岡さんや大塚さん、ご主人の心の師匠、こうせつさん、ジローさん、えんけんさん……久々に観てしまいました。

高田渡さんのはにかんだ笑顔、えんけんさんのパワー全開の「満足できるかな」、えがったなぁ。
by おてんとさままる。 (2004-03-01 23:05) 

幻泉館 主人

TITLE: Re[1]:加藤登紀子『ほろ酔いコンサート・ライヴ』(1980年)(03/01)
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おてんとさままる。さん、こんばんは♪



お~、ええですなあ。

95年ですか。

それももう十年近く前になってしまうんですね。



今夜は中川五郎さん、師匠、遠藤賢司さんの出ているDVDを見ておりました。



現在サッカーのオリンピック最終予選を観戦中~。
by 幻泉館 主人 (2004-03-02 00:05) 

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