五つの赤い風船「小石を蹴ってみよう」 [音楽]
【追記】
実はジャケット画像を間違えて、裏をスキャンしておりました。
でも、ほぼ同じですから。
風船はこのURCから出ていたオリジナルアルバムがすべて入手できなくなっているというのが寂しいです。
12月なのであります。
この時期になれば、来年のことを言っても鬼が笑いません。
普段は一週間以上先のことを考えない幻泉館主人にも、いろいろやらなければならないことがでてきます。
来年の手帳はちくま文庫の文庫手帳を買ってきました。
取材で動き回っていた時は毎日人に会う約束や制作スケジュールをきちっと書き込む必要があったのですが、今はあまり必要ない生活です。
事務所の机の上のカレンダーで事足りてしまう。
新潮社のシンプルな革手帳はかっこいいのだが、なにぶん高すぎる。
今度からこの文庫手帳にしよう。
ということで、定価580円+悪税。
これにamazonの文庫カバーを付けました。
来年のカレンダーも、少し前にamazonで購入しました。
輸入もの。
普通は輸入カレンダーは「国民の祝日」がなくて困るのです。
私は幸か不幸か祝日と関係ない生活なので、輸入カレンダーでも困らなくなりました。
U2とビートルズ、2種類購入いたしました。
両方ともLPジャケットのサイズです。
楽天のネタにしようと思って表紙をスキャナーにかけました。
サイズが大きいので、うちのA4スキャナーでは完全にはみでます。
こういう場合はamazonなんぞで画像を拾ってきてお茶を濁す。
で、濁そうと思って驚きました。
表紙が全然違うのな。
いくつもバージョンがあるというより、製作前の段階で見本画像を適当に作って流してしまうのだと思う。
左に並べたものがそれであります。
上から
2004 The Beatles Calendar 見本
2004 U2 Calendar 見本
2004 The Beatles Calendar 現物(実際は正方形)
2004 U2 Calendar 現物(実際は正方形)
ま、現物の方ができがいいし、実際に表紙を見ている期間はないので、特に問題はありません。
五つの赤い風船の実質的なラストアルバムは、1971年に発売された「アルバム第5集」のPart 1『New Sky』とPart 2『Flight』である。
本来は2枚組みとして作ったアルバムなのだが、おそらく営業上の理由から二つに分けられることになった。
『New Sky』は大作「時々それは」を含む、怪物のような傑作アルバム。
だが、当時の雰囲気を思い出すと、友人のさわやかなお姉さんがレコードに合わせて歌っていたように、『Flight』の方が普通に風船の楽しいアルバムとして受け入れられていたのではないかと思う。
「ボクは風」や「風がなにかを…」のように、いろいろな楽器が鳴って風船の独特なコーラスが聞こえる曲は、『Flight』の方に入っている。
なぜか第2集である『Flight』の方が先に発売されたように記憶しているが、そのせいもあるかもしれない。
末期風船の楽曲の特徴としては、シンプルなギターの静かなストロークにベースの音がからむアレンジが挙げられる。
ボーカルもコーラスではなくて、一人語りに近い。
「私は地の果てまで」もその一つで、私が夜中によく歌う曲でもある。
以前書いた「ふる里の言葉は」もそうだ。
意外に人気があるのが、この「小石を蹴ってみよう」。
♪ 小石を蹴ってみよう 遠くまで飛んで
♪ あなたの所まで 届くかもしれない
♪ 私のあついおもいを はこんで
フー子ちゃんこと藤原秀子さんが静かに歌います。
もちろんロベルト・カルロスのように助走をつけて思いっきり蹴ってはいけません。
事故が起こります。
その前の曲「つまらない…」にあるように、「バスの中にちょこんと居たり」「田舎の道にふらりと居たり」「山をあおいで涙みせたり」しているフー子ちゃんがそのまま、「つまんないなあ…」と、ちょこんと小石を蹴るのです。
小石は物理的な力で飛んでいくのではなく、熱い思いがどこまでもどこまでも小石を運んでいくのです。
地球の反対側まで、私の蹴った小石は最初の一年間なんとか飛んでくれました。
二年目は、届かなくなったのか、飛んでいかなくなったのか、よくわかりません。
少なくとも受け取ってもらえなくなりました。
だから今はもう、私がそこへ向けて小石を蹴ることもなくなってしまいました。
実はジャケット画像を間違えて、裏をスキャンしておりました。
でも、ほぼ同じですから。
風船はこのURCから出ていたオリジナルアルバムがすべて入手できなくなっているというのが寂しいです。
12月なのであります。
この時期になれば、来年のことを言っても鬼が笑いません。
普段は一週間以上先のことを考えない幻泉館主人にも、いろいろやらなければならないことがでてきます。
来年の手帳はちくま文庫の文庫手帳を買ってきました。
取材で動き回っていた時は毎日人に会う約束や制作スケジュールをきちっと書き込む必要があったのですが、今はあまり必要ない生活です。
事務所の机の上のカレンダーで事足りてしまう。
新潮社のシンプルな革手帳はかっこいいのだが、なにぶん高すぎる。
今度からこの文庫手帳にしよう。
ということで、定価580円+悪税。
これにamazonの文庫カバーを付けました。
来年のカレンダーも、少し前にamazonで購入しました。
輸入もの。
普通は輸入カレンダーは「国民の祝日」がなくて困るのです。
私は幸か不幸か祝日と関係ない生活なので、輸入カレンダーでも困らなくなりました。
U2とビートルズ、2種類購入いたしました。
両方ともLPジャケットのサイズです。
楽天のネタにしようと思って表紙をスキャナーにかけました。
サイズが大きいので、うちのA4スキャナーでは完全にはみでます。
こういう場合はamazonなんぞで画像を拾ってきてお茶を濁す。
で、濁そうと思って驚きました。
表紙が全然違うのな。
いくつもバージョンがあるというより、製作前の段階で見本画像を適当に作って流してしまうのだと思う。
左に並べたものがそれであります。
上から
2004 The Beatles Calendar 見本
2004 U2 Calendar 見本
2004 The Beatles Calendar 現物(実際は正方形)
2004 U2 Calendar 現物(実際は正方形)
ま、現物の方ができがいいし、実際に表紙を見ている期間はないので、特に問題はありません。
五つの赤い風船の実質的なラストアルバムは、1971年に発売された「アルバム第5集」のPart 1『New Sky』とPart 2『Flight』である。
本来は2枚組みとして作ったアルバムなのだが、おそらく営業上の理由から二つに分けられることになった。
『New Sky』は大作「時々それは」を含む、怪物のような傑作アルバム。
だが、当時の雰囲気を思い出すと、友人のさわやかなお姉さんがレコードに合わせて歌っていたように、『Flight』の方が普通に風船の楽しいアルバムとして受け入れられていたのではないかと思う。
「ボクは風」や「風がなにかを…」のように、いろいろな楽器が鳴って風船の独特なコーラスが聞こえる曲は、『Flight』の方に入っている。
なぜか第2集である『Flight』の方が先に発売されたように記憶しているが、そのせいもあるかもしれない。
末期風船の楽曲の特徴としては、シンプルなギターの静かなストロークにベースの音がからむアレンジが挙げられる。
ボーカルもコーラスではなくて、一人語りに近い。
「私は地の果てまで」もその一つで、私が夜中によく歌う曲でもある。
以前書いた「ふる里の言葉は」もそうだ。
意外に人気があるのが、この「小石を蹴ってみよう」。
♪ 小石を蹴ってみよう 遠くまで飛んで
♪ あなたの所まで 届くかもしれない
♪ 私のあついおもいを はこんで
フー子ちゃんこと藤原秀子さんが静かに歌います。
もちろんロベルト・カルロスのように助走をつけて思いっきり蹴ってはいけません。
事故が起こります。
その前の曲「つまらない…」にあるように、「バスの中にちょこんと居たり」「田舎の道にふらりと居たり」「山をあおいで涙みせたり」しているフー子ちゃんがそのまま、「つまんないなあ…」と、ちょこんと小石を蹴るのです。
小石は物理的な力で飛んでいくのではなく、熱い思いがどこまでもどこまでも小石を運んでいくのです。
地球の反対側まで、私の蹴った小石は最初の一年間なんとか飛んでくれました。
二年目は、届かなくなったのか、飛んでいかなくなったのか、よくわかりません。
少なくとも受け取ってもらえなくなりました。
だから今はもう、私がそこへ向けて小石を蹴ることもなくなってしまいました。
2003-12-01 00:00
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TITLE: Re:五つの赤い風船「小石を蹴ってみよう」(12/1)
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おはようございます
風船はダンナが好きだったので一緒によくレコード(古~!)を聞きました さよならコンサートもテープに吹き込んだのが家にあるはずです 聞いたら『ある』って言ってました だから風船ネタの時も題名を見ると反射的に(心の中で)歌ってしまいます
小石を蹴ってみよう いい曲ですね 今からでも蹴ってみたらいかが?
by 夜間飛行 (2003-12-01 08:10)
TITLE: Re:Re:五つの赤い風船「小石を蹴ってみよう」(12/1)
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夜間飛行さん、こんにちは♪
>さよならコンサートもテープに吹き込んだのが家にあるはずです
お、いいですね。
岡林さんの録音は貴重なものになりそうです。
>今からでも蹴ってみたらいかが?
今も時々あらぬ方向に蹴っております。
by 幻泉館 主人 (2003-12-01 12:03)