「忍者部隊 月光」(1964年) [テレビ]
【追記】
J-PHONEがVODAPHONEに変わるとか。
関係ないかと思っていたら、既にメールで実害あり。
ぷんすかぷん。
来年の手帳はどうしようかと思っていたが、結局ちくまの文庫手帳を買ってくる。
取材で動き回っていた時は毎日人に会う約束や制作スケジュールをきちっと書き込む必要があったが、今はまったく必要ない。
事務所の机の上のカレンダーで事足りてしまう。
新潮社のシンプルな革手帳はかっこいいのだが、なにぶん高すぎる。
今度からこの文庫手帳にしよう。
amazonの文庫カバーをかけると結構いい感じ。
定価580円+悪税
総選挙に関してはまだまだいろいろ言いたいことがあるのだが、一昨日分日録で終了します。
たくさんの敵を作る可能性のある書き込みでありました。
本館で少数のおなじみさん相手にぼやいてる分にはかまわないが、楽天のような不特定多数が覗きにくる大規模システムでは、かなり危険なことです。
レスが付けにくいと連絡をいただいたが、さもありなん。
代わりにメッセージを数通いただいた。
亭屋(あずまや)さんから引用許可願いが来たのには驚いた。
引用してくださったのはこの部分。
> 本人は覚えていないのだが、私は小さなころ、
> 「戦争に行くのはいやだ」と言って泣いたのだそうな。
同様の体験をなさっているのだそうな。
だいたい同世代の方なので、同じ時代の空気を吸っていた。
だからにたような経験をなさったようだ。
分析にうなずくところが多かった。
いまでもなんとなく「戦後二十年」という感覚がある。
実は敗戦から六十年近く経っているとはちょっと信じがたい。
戦後二十年とは、「戦後は終わった」と宣言された時代。
終わったとされながらも、沖縄はまだ米軍の軍政下にあった。
二十歳で敗戦を迎えた者が四十歳。
自分のことを振り返ってみればよくわかる。
私が回想しているのはもっと長い時間を越えたできごとだ。
つまり、戦争の記憶は大人にとってまだ生々しかったころだ。
「自虐史観」などという言い方で戦後民主主義を否定する者がいるが、実は少年たちが接する大衆文化は、そんなに戦後民主主義的なものばかりではなかった。
「忍者部隊 月光」というテレビドラマがあったのを御記憶だろうか。
♪空を飛び 風を切り♪
♪進みゆく忍者 正義の味方♪
1964年、東京オリンピックの年に放映されたドラマである。
テレビでは、悪の組織「マキウラ」を相手に、正義の味方忍者部隊が戦いました。
原作は吉田竜夫さんの「少年忍者部隊月光」。
はい、竜の子プロの大将です。
『週刊少年キング』連載のマンガでした。
これが、テレビとは設定がだいぶ違うのです。
原作のマンガでは、少年忍者部隊とは、陸軍中野学校で甲賀流及び伊賀流の忍法を会得した少年兵の部隊なのです。
よく覚えているシーンとしては、戦艦の艦内で少年忍者たちが海軍の山本五十六長官と食事をするところ。
カツを盗んで雑巾を揚げたものとすりかえておいたら、それを自分が食べることになるという悲喜劇的状況。
後に今は亡き親父様が「のらくろ」の一巻を買ったので読んでいたら、同じ話が出てきました。
なんとまあ、「のらくろ」からパクっていたとは。
同じ『少年キング』連載、辻なおきさんの「0戦はやと」。
『冒険王』連載、貝塚ひろしさんの「ゼロ戦レッド」。
ゼロ戦は少年たちのヒーローを乗せて飛んでいました。
『週刊少年マガジン』連載、ちばてつやさんの「紫電改のタカ」あたりは反戦・厭戦的雰囲気を描いていましたが、今で言う軍事おたくの少年でなくても、戦記ものマンガに熱狂していたのです。
亭屋さんのおかげで、こんなことを思い出しました。
J-PHONEがVODAPHONEに変わるとか。
関係ないかと思っていたら、既にメールで実害あり。
ぷんすかぷん。
来年の手帳はどうしようかと思っていたが、結局ちくまの文庫手帳を買ってくる。
取材で動き回っていた時は毎日人に会う約束や制作スケジュールをきちっと書き込む必要があったが、今はまったく必要ない。
事務所の机の上のカレンダーで事足りてしまう。
新潮社のシンプルな革手帳はかっこいいのだが、なにぶん高すぎる。
今度からこの文庫手帳にしよう。
amazonの文庫カバーをかけると結構いい感じ。
定価580円+悪税
総選挙に関してはまだまだいろいろ言いたいことがあるのだが、一昨日分日録で終了します。
たくさんの敵を作る可能性のある書き込みでありました。
本館で少数のおなじみさん相手にぼやいてる分にはかまわないが、楽天のような不特定多数が覗きにくる大規模システムでは、かなり危険なことです。
レスが付けにくいと連絡をいただいたが、さもありなん。
代わりにメッセージを数通いただいた。
亭屋(あずまや)さんから引用許可願いが来たのには驚いた。
引用してくださったのはこの部分。
> 本人は覚えていないのだが、私は小さなころ、
> 「戦争に行くのはいやだ」と言って泣いたのだそうな。
同様の体験をなさっているのだそうな。
だいたい同世代の方なので、同じ時代の空気を吸っていた。
だからにたような経験をなさったようだ。
分析にうなずくところが多かった。
いまでもなんとなく「戦後二十年」という感覚がある。
実は敗戦から六十年近く経っているとはちょっと信じがたい。
戦後二十年とは、「戦後は終わった」と宣言された時代。
終わったとされながらも、沖縄はまだ米軍の軍政下にあった。
二十歳で敗戦を迎えた者が四十歳。
自分のことを振り返ってみればよくわかる。
私が回想しているのはもっと長い時間を越えたできごとだ。
つまり、戦争の記憶は大人にとってまだ生々しかったころだ。
「自虐史観」などという言い方で戦後民主主義を否定する者がいるが、実は少年たちが接する大衆文化は、そんなに戦後民主主義的なものばかりではなかった。
「忍者部隊 月光」というテレビドラマがあったのを御記憶だろうか。
♪空を飛び 風を切り♪
♪進みゆく忍者 正義の味方♪
1964年、東京オリンピックの年に放映されたドラマである。
テレビでは、悪の組織「マキウラ」を相手に、正義の味方忍者部隊が戦いました。
原作は吉田竜夫さんの「少年忍者部隊月光」。
はい、竜の子プロの大将です。
『週刊少年キング』連載のマンガでした。
これが、テレビとは設定がだいぶ違うのです。
原作のマンガでは、少年忍者部隊とは、陸軍中野学校で甲賀流及び伊賀流の忍法を会得した少年兵の部隊なのです。
よく覚えているシーンとしては、戦艦の艦内で少年忍者たちが海軍の山本五十六長官と食事をするところ。
カツを盗んで雑巾を揚げたものとすりかえておいたら、それを自分が食べることになるという悲喜劇的状況。
後に今は亡き親父様が「のらくろ」の一巻を買ったので読んでいたら、同じ話が出てきました。
なんとまあ、「のらくろ」からパクっていたとは。
同じ『少年キング』連載、辻なおきさんの「0戦はやと」。
『冒険王』連載、貝塚ひろしさんの「ゼロ戦レッド」。
ゼロ戦は少年たちのヒーローを乗せて飛んでいました。
『週刊少年マガジン』連載、ちばてつやさんの「紫電改のタカ」あたりは反戦・厭戦的雰囲気を描いていましたが、今で言う軍事おたくの少年でなくても、戦記ものマンガに熱狂していたのです。
亭屋さんのおかげで、こんなことを思い出しました。
2003-11-12 00:00
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コメント(6)
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TITLE: Re:「忍者部隊 月光」(1964年)(11/12)
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こんばんは。再び。
あんまり日記とダイレクトにかみ合わないかもですけど、今日の日記を読ませていただいて、
ソフトパワーの威力。
ってなことを考えたこと、思い出したりしました。
ソフトパワー。ハードパワー(武力、脅し等)に対して、マスコミュニケーション(主にテレビ、映画でしょう)等を媒体として、国民の物事に関する価値観やイメージを操作する、その威力を一番うまく利用してるのはやはりアメリカでしょうね。(アメリカってすっごいPRの専門家が政治の世界で大きな役割果たしてる国でもあるし)。
このいろんな情報が錯綜して、様ざまなイメージが一人歩きしている世の中で、うま~く世論を誘導してる。
まあ、蛇足ですけど。分かりやすいところでは、アメリカの映画では常に仮想敵(悪役)が明確な形でも隠喩であっても存在する。一時はそれは絶対ソ連だったんだけど、最近では明らかに中東だったりする。とか、冷戦時代のSF(スタートレックとか分かり易い。)は明らかに、「共産主義」(←「他者」化)VS「民主主義」の隠喩だし。
最近のスターウォーズのエピソード2とかでも、すっごい露骨に後ろでアメリカの旗振ってるような台詞やイメージが多くて途中でイライラしたし。(もっとイライラしたのは主人公の演技の下手さだが。)
前にもどこかに書いたんですけど、イラク戦争でも、FOX TVをはじめ全局、徹底して戦争の一部分の映像(ジェシカラング、喜ぶ(?)イラク民衆、降伏して来たイラク兵、サダムフセインの悪辣ぶり(イランイラク戦争のときには、自分達が石油のためにあんなにイラクに武器を流して支援し、その後のイラクの興隆を促したことは忘れたらしい))だけを9.11の映像とともにヒステリックに流しつづけて、非戦闘員の犠牲者とか軍事施設以外への空爆、クラスター弾果ては劣化ウラン弾について触れてたところなんて文字通りゼロでしたしね。
と、また長々書…
by isemari (2003-11-12 01:08)
TITLE: Re:Re:「忍者部隊 月光」(1964年)(11/12)
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isemariさん、こんばんは♪
続きの書き込みが[ Re: ]になってないんで、流れちゃいますね。
残念。
by 幻泉館 主人 (2003-11-12 02:37)
TITLE: Re:「忍者部隊 月光」(1964年)(11/12)
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幻泉館 主人さん
>isemariさん、こんばんは♪
続きの書き込みが[ Re: ]になってないんで、流れちゃいますね。
残念。
by 穴沢ジョージ (2003-11-12 10:30)
TITLE: Re:Re:「忍者部隊 月光」(1964年)(11/12)
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> こういうときは、ご本人の了解を得て、自分のレスに強引に入れてます。
ほんと、残念ですもの。
by 幻泉館 主人 (2003-11-12 12:00)
TITLE: Re:「忍者部隊 月光」(1964年)(11/12)
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あ、またやっちゃった。 isemariさん(****.co.jp)
長すぎましたね。
しかも今自分が書いたのもう一回読んでみたら、何を言ってるのかよく分からない(涙)。
今日の日記読ませていただいたら、なんかいろいろ考えちゃって、一人で興奮してるから文が支離滅裂なんです。
しかもなんかえらそう(涙)。
すいません。すいません。本当はもっと感じのいいコなんです。私。 (11月12日1時13分)
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しつこい…。 isemariさん(****.co.jp)
でも最後にもう一言書いちゃうもんね。
どんどん人のHPで語りだして話がずれまくってますけど。
アメリカって大量破壊兵器が見つからないものだから最近ではイラクの元政権の拷問と圧制のアピールに力を入れてるけど、じゃあどうしてウズベキスタンのカリモフ政権をほっておくんだろう。
ウルグイ人をあれだけ迫害した挙句、政治犯を6000人以上拘禁拷問して多数虐殺してるのに。イラク戦争のときに国内基地をアメリカに提供したから?
サウジアラビアも非イスラム派の処刑数では群を抜いてて、一説には中東で一番高いのに。
そういえば、対アフリカ支援もイラク戦争の途中から「アメリカと理念を同じくする」国に限ることになった。
要は、アメリカにどれだけ尻尾を振るかで「正義」「恩恵」が保証されるらしい。 (11月12日1時32分)
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Re:あ、またやっちゃった。 幻泉館 主人さん(****.ne.jp)
isemariさん、こんばんは♪
<b…
by 幻泉館 主人 (2003-11-12 12:03)
TITLE: Re:Re:「忍者部隊 月光」(1964年)(11/12)
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Re:あ、またやっちゃった。 幻泉館 主人さん(****.ne.jp)
isemariさん、こんばんは♪
> すいません。すいません。本当はもっと感じのいいコなんです。私。
大丈夫です、よくわかりますよ。
幻泉館の毒気に当てられたということで。
おそらく「忍者部隊 月光」などというテレビドラマもマンガもご存知ないisemariさんにいろいろ考えていただけたなら、日記書き冥利に尽きるものです♪
自分の生きてきたそれぞれの時代の実感を伝えたいと思って、無理やり思い出していることどもです。
「平和教育」が盛んだった時期は、同時こんなふうに好戦的な大衆文化が圧倒的な力をもっていた時代でもあったのです。
私は別にシロウト万歳主義ではないのですが、どうにも信頼できない専門家が多いのです。
う~ん、なんだかこちらこそ支離滅裂。
(11月12日1時35分)
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Re:しつこい…。 幻泉館 主人さん(****.ne.jp)
> 要は、アメリカにどれだけ尻尾を振るかで「正義」「恩恵」が保証されるらしい。
らしいね。 (11月12日2時30分)
by 幻泉館 主人 (2003-11-12 12:04)