JOHN COLTRANE : Complete Vanguard & in Japan [音楽]
amazonから包みが届いたのだが、あれ、なんだっけ、これ?
と思ったら、すっかり忘れておりました。
おお、ひさびさに購入したジョン・コルトレーン!
どちらも輸入盤で4枚組みという、圧倒的なセットです。
いつ聴くんじゃ?
だいたい私の好きなコルトレーンのアルバムは『アフリカ/ブラス』あたりです。
マッコイ・タイナー(p)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)、ジミー・ギャリソン(b)とのオリジナルカルテットに、あのエリック・ドルフィーが加わってる感じ。
この後コルトレーンはフリーの方へ引っ張られて、まさに百鬼夜行。
それはそれでおもしろいんだけど、マッコイとエルヴィンが抜けてしまいます。
最後まで行動を共にしたジミー・ギャリソンは、コルトレーンの死の翌年その後を追うように亡くなります。
Village Vanguardは、既に名盤と言われているセッションの完全版。
各CDが紙ジャケットに入っていて、さらにそれがボックスに入ってます。
これは収納の時にいいな。
無駄にでかかったりしないし。
Live in Japanは死の前年。
Disc2のCrescentは54分34秒、Disc4のMy Favorite Thingsは57分19秒という、凄まじい長さです。
レコードの片面に収まらない、長い長い演奏が、CDになってやっとちゃんと聴けるわけです。
だいぶ前に出ていたようですが、私は初めて聴きます。
どっちも60年代じゃん、なんですが、私がよく聴いたのが70年代なんで、いいんです70年代サブカルチャーで。
当時のジャズ好き小僧はジャズ喫茶で聴くというのはよくあることだったんですが、かなりひんまがったあり方です。
私語厳禁みたいなキビシイお店もありました。
あと、コルトレーンなんかだといやな顔をするお店もありましたね。
コルトレーンでも、『バラード』なんかはいいんですよ。
フリーが入ってくるとダメなんです。
アルバート・アイラーなんていったら、悪魔みたいなもの?
あのでっかい音で、おおらかでいいのにねえ、アイラー。
ジャズをレコードで聴くのが基本ということ自体がひんまがってるんですな。
だからインテリ蘊蓄趣味になっちゃう。
コルトレーンも求道者みたいな売り方されちゃう。
数ヶ月前に日録で書いたんだけど、NHK BS-2でドキュメンタリーを途中から観ました。
渡辺貞夫さんが横山君という18歳の駆け出しドラマーを伴ってツアーをしている様子。
そうそう、ナベサダさん、70歳になったんですよ。
横山君の成長が番組のキモなんだけど、まあうまく撮れてておもしろかったです。
思えばマイルス・デイビスも新人を抜擢しては大ミュージシャンにしていったけど、あんな風にいろいろ注文出して鍛えたんだろうなあという感じ。
コルトレーンもマイルスに迎えられた一人でした。
ナベサダさんのライブ、またナマで観ておかないとな。
その番組で良かったのが、ナベサダさんが言ってた「ゴキゲンじゃない!」という言葉。
いい感じで演奏できると出てくるセリフね。
頭でっかちになっちゃってて、演奏を楽しむことができない横山君。
それが、ツアーの過程で成長して、ふっと突き抜けてノリノリの演奏ができると、「ゴキゲンじゃない!」
そう、これだよなあ。
三十年前の高校生佐野史郎クンなら、「えーど、えーど!」と叫んでるところね。
ナマ演奏で「ゴキゲン!」
これが一番なんだよなあ。
Live in Japan [FROM UK] [IMPORT] Disc: 1 1.Afro Blue 2.Peace on Earth Disc: 2 1.Crescent Disc: 3 1.Peace on Earth 2.Leo Disc: 4 1.My Favorite Things
The Complete 1961 Village Vanguard Recordings [FROM US] [IMPORT] Disc: 1 1.India 2.Chasin’ the Trane 3.Impressions 4.Spiritual 5.Miles’ Mode 6.Naima Disc: 2 1.Brazilia 2.Chasin’ Another Trane 3.India 4.Spiritual 5.Softly, as in a Morning Sunrise Disc: 3 1.Chasin’ the Trane 2.Greensleeves 3.Impressions 4.Spiritual 5.Naima 6.Impressions Disc: 4 1.India 2.Greensleeves 3.Miles’ Mode 4.India 5.Spiritual
「憲法第7条により」衆議院が解散してしまった。
これは以前から不思議に思っていたことだ。
「天皇の国事行為」により解散してしまうのである。
第7条の主旨は、象徴である天皇に国権を渡さないことにある。
旧憲法では主権者であった天皇を、象徴という儀礼的存在に規定した条文だ。
内閣がいつでも好きなときに衆議院を解散することができる。
などとは、憲法のどこにも書いてない。
衆議院が「内閣不信任決議案」を可決したときに行われる「69条解散」はちゃんと憲法に書いてあるし、三権分立の考え方から自然な流れである。
が、戦後の支配者がひねりだした、この解釈改憲がどうして当然なこととしてまかりとおっているのだろうか。
解釈改憲って、つまり素直に憲法を読んだら憲法違反だということだよ。
学会の定説ってのがよくわからない。
憲法違反に正当性を与えるのが、法理論か。
これがまさに、曲学をもって権力者におもねる、曲学阿世の徒ってやつなんだな。
第7条【天皇の国事行為】
天皇は,内閣の助言と承認により,国民のために,左の国事に関する行為を行ふ。
1 憲法改正,法律,政令及び条約を公布すること。
2 国会を召集すること。
3 衆議院を解散すること。
4 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
5 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の委任状を認証すること。
6 大赦,特赦,減刑,刑の執行の免除及び復権を認証すること。
7 栄典を授与すること。
8 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
9 外国の大使及び公使を接受すること。
10 儀式を行ふこと。
と思ったら、すっかり忘れておりました。
おお、ひさびさに購入したジョン・コルトレーン!
どちらも輸入盤で4枚組みという、圧倒的なセットです。
いつ聴くんじゃ?
だいたい私の好きなコルトレーンのアルバムは『アフリカ/ブラス』あたりです。
マッコイ・タイナー(p)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)、ジミー・ギャリソン(b)とのオリジナルカルテットに、あのエリック・ドルフィーが加わってる感じ。
この後コルトレーンはフリーの方へ引っ張られて、まさに百鬼夜行。
それはそれでおもしろいんだけど、マッコイとエルヴィンが抜けてしまいます。
最後まで行動を共にしたジミー・ギャリソンは、コルトレーンの死の翌年その後を追うように亡くなります。
Village Vanguardは、既に名盤と言われているセッションの完全版。
各CDが紙ジャケットに入っていて、さらにそれがボックスに入ってます。
これは収納の時にいいな。
無駄にでかかったりしないし。
Live in Japanは死の前年。
Disc2のCrescentは54分34秒、Disc4のMy Favorite Thingsは57分19秒という、凄まじい長さです。
レコードの片面に収まらない、長い長い演奏が、CDになってやっとちゃんと聴けるわけです。
だいぶ前に出ていたようですが、私は初めて聴きます。
どっちも60年代じゃん、なんですが、私がよく聴いたのが70年代なんで、いいんです70年代サブカルチャーで。
当時のジャズ好き小僧はジャズ喫茶で聴くというのはよくあることだったんですが、かなりひんまがったあり方です。
私語厳禁みたいなキビシイお店もありました。
あと、コルトレーンなんかだといやな顔をするお店もありましたね。
コルトレーンでも、『バラード』なんかはいいんですよ。
フリーが入ってくるとダメなんです。
アルバート・アイラーなんていったら、悪魔みたいなもの?
あのでっかい音で、おおらかでいいのにねえ、アイラー。
ジャズをレコードで聴くのが基本ということ自体がひんまがってるんですな。
だからインテリ蘊蓄趣味になっちゃう。
コルトレーンも求道者みたいな売り方されちゃう。
数ヶ月前に日録で書いたんだけど、NHK BS-2でドキュメンタリーを途中から観ました。
渡辺貞夫さんが横山君という18歳の駆け出しドラマーを伴ってツアーをしている様子。
そうそう、ナベサダさん、70歳になったんですよ。
横山君の成長が番組のキモなんだけど、まあうまく撮れてておもしろかったです。
思えばマイルス・デイビスも新人を抜擢しては大ミュージシャンにしていったけど、あんな風にいろいろ注文出して鍛えたんだろうなあという感じ。
コルトレーンもマイルスに迎えられた一人でした。
ナベサダさんのライブ、またナマで観ておかないとな。
その番組で良かったのが、ナベサダさんが言ってた「ゴキゲンじゃない!」という言葉。
いい感じで演奏できると出てくるセリフね。
頭でっかちになっちゃってて、演奏を楽しむことができない横山君。
それが、ツアーの過程で成長して、ふっと突き抜けてノリノリの演奏ができると、「ゴキゲンじゃない!」
そう、これだよなあ。
三十年前の高校生佐野史郎クンなら、「えーど、えーど!」と叫んでるところね。
ナマ演奏で「ゴキゲン!」
これが一番なんだよなあ。
Live in Japan [FROM UK] [IMPORT] Disc: 1 1.Afro Blue 2.Peace on Earth Disc: 2 1.Crescent Disc: 3 1.Peace on Earth 2.Leo Disc: 4 1.My Favorite Things
The Complete 1961 Village Vanguard Recordings [FROM US] [IMPORT] Disc: 1 1.India 2.Chasin’ the Trane 3.Impressions 4.Spiritual 5.Miles’ Mode 6.Naima Disc: 2 1.Brazilia 2.Chasin’ Another Trane 3.India 4.Spiritual 5.Softly, as in a Morning Sunrise Disc: 3 1.Chasin’ the Trane 2.Greensleeves 3.Impressions 4.Spiritual 5.Naima 6.Impressions Disc: 4 1.India 2.Greensleeves 3.Miles’ Mode 4.India 5.Spiritual
「憲法第7条により」衆議院が解散してしまった。
これは以前から不思議に思っていたことだ。
「天皇の国事行為」により解散してしまうのである。
第7条の主旨は、象徴である天皇に国権を渡さないことにある。
旧憲法では主権者であった天皇を、象徴という儀礼的存在に規定した条文だ。
内閣がいつでも好きなときに衆議院を解散することができる。
などとは、憲法のどこにも書いてない。
衆議院が「内閣不信任決議案」を可決したときに行われる「69条解散」はちゃんと憲法に書いてあるし、三権分立の考え方から自然な流れである。
が、戦後の支配者がひねりだした、この解釈改憲がどうして当然なこととしてまかりとおっているのだろうか。
解釈改憲って、つまり素直に憲法を読んだら憲法違反だということだよ。
学会の定説ってのがよくわからない。
憲法違反に正当性を与えるのが、法理論か。
これがまさに、曲学をもって権力者におもねる、曲学阿世の徒ってやつなんだな。
第7条【天皇の国事行為】
天皇は,内閣の助言と承認により,国民のために,左の国事に関する行為を行ふ。
1 憲法改正,法律,政令及び条約を公布すること。
2 国会を召集すること。
3 衆議院を解散すること。
4 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
5 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の委任状を認証すること。
6 大赦,特赦,減刑,刑の執行の免除及び復権を認証すること。
7 栄典を授与すること。
8 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
9 外国の大使及び公使を接受すること。
10 儀式を行ふこと。
2003-10-11 00:00
nice!(0)
コメント(4)
トラックバック(0)
TITLE: Re:JOHN COLTRANE : Comp(10/11)
SECRET: 0
PASS:
>マッコイ・タイナー(p)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)、ジミー・ギャリソン(b)とのオリジナルカルテット
ジャズ喫茶で聞くだけでほとんどレコードは買わなかったのですが このメンバーのレコードは買って繰り返し聞いてました
by 夜間飛行 (2003-10-12 00:36)
TITLE: Re:Re:JOHN COLTRANE : Comp(10/11)
SECRET: 0
PASS:
夜間飛行さん、こんばんは♪
オリジナルカルテットの演奏は激しいものも、静かなものも、いいですね。テレビでも時々『バラード』からの演奏が使われているのを耳にします。
CDでも、早い時期に買いなおしました。
by 幻泉館 主人 (2003-10-12 01:16)
TITLE: Re:JOHN COLTRANE : Comp(10/11)
SECRET: 0
PASS:
7条解散については、有名な裁判があって、結局
司法の場での結論は出せない(統治行為論)という
事になりました。(苫米地事件)
学説上は7条解散を是とする立場の人が多いよう
です。(内閣に解散権があるという解釈。何故
こういう解釈が成り立つかといえば、憲法には
解散の規定がどういう状況でなしうるかについて
はっきりと規定されていないため。)
つまり未だに決着はついていなかったりします。
by コブラクロー (2003-10-13 00:17)
TITLE: Re:Re:JOHN COLTRANE : Comp(10/11)
SECRET: 0
PASS:
コブラクローさん、こんばんは♪
ええ、遠い昔にそのようなことを学習いたしました。
懐かしゅうございます。
統治行為論が行政権力のさらなる優位化を促進するのですね。
この「行政国家化」をなんとかせにゃあというような視点の発言でございました。
まあ、内閣に解散権はあるのでしょうが、いつでも好きなときにやっていいかというと、やっぱりムリがあるんじゃないでしょうか。
憲法問題は、シロウトは黙っていろという領域ではなくて、シロウトこそものを言うべきなのではないかと思います。
by 幻泉館 主人 (2003-10-13 00:37)