水の透視画法 [書籍と雑誌]
辺見庸さんの『水の透視画法』が新刊で出ているようだ。
こりゃ買わずばなるまい。
新聞掲載時にだいたい読んだはずだが、おそらくほとんど忘れていることだろう。
新鮮に読めるから、それで良いのだ。
水の透視画法/辺見庸
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ノンフィクションの世界に新たな境地を切り開いた伝説的名作「もの食う人びと」から17年―
作家・辺見庸が、病魔と闘いながら、個のかぎりない自由のあかしとして書き綴った、未来への
予感がひそむ珠玉の作品群。日常の何気ない風景の中にかすかな兆しを感じとり、静謐で色彩感
溢れる文章で現代社会と人間の根源的問題を省察する。心にさしこむ言葉の数々は著者の世界観、
思考の全貌をうかがわせる。
日常に兆すかすかな気配を感じて、作家は歩き、かんがえつづける。突然の大地震と大津波、眼にしたことがないそら恐ろしい光景。それは結末ではなく、新たなはじまりなのか。ことばから見はなされた現代世界を根源から省察する珠玉の作品群。
本書は、共同通信が2008年3月から2011年3月まで、全国の加盟新聞社に月2回配信
した連載企画「水の透視画法」にもとづき、書き下ろしの「予感と結末」など3編を追加収録し
単行本化。
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