地を這う魚 [マンガ]
一度に三冊もマンガ本が届いてしまった。
とりあえず『地を這う魚 ひでおの青春日記』を読んでしまう。
→吾妻ひでお公式HP
アヅマ先生の、アシスタント時代の日常。
妙な生き物に囲まれて暮らすという風景はまったくリアリズムからほど遠いはずなのだが、ごく自然に60年代末の若者の毎日のように見える。
『COM』に投稿して漫画家を目指していた若者たちにとって、永島慎二さんの存在は本当に大きかったのだなあと思う。
なぜか「臀部」という名で描かれる新宿には、ちゃんとマンガ喫茶「コボタン」がある。
→東京騒動記21 コボタン
金もないまま臀部(新宿)の街で騒いだ主人公たちは、朝を迎える。
「臀部の
夜明けだ」
「お
本当に
鳩が
飛んでる」
「歩いて
帰るか…」
1ページを使って描かれる1コマは、永島慎二さんの『フーテン』へのオマージュだ。
→幻泉館日録:新宿見たけりゃ今見ておきゃれ
→幻泉館日録:鳩よ、鳴かないで
→幻泉館日録:フーテン
→幻泉館日録:1967年8月
→幻泉館日録:新宿ダダ
→幻泉館日録:小椋佳「海辺の恋」(1974年)
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