大阪なつかしきかな [映画]
★ 面会室 笑顔の友に 手術のこと
語りつ 大阪なつかしきかな
これは重信房子さんの歌だ。
「パレスチナに愛を!」という、重信さんのブログに掲載されている「三 月 の 詩」の一首。
→パレスチナに愛を!
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』のDVDには、特典映像として別に一枚のDVDが付いている。
いわゆるメイキング・ビデオで、オーディションから撮影終了までのドキュメンタリーだ。
当時を知らない若い役者さんたちが、連合赤軍の若者になろうと努力するところが、時代を感じさせる。
いや、映画完成後の映画祭の映像なども入っている。
驚いたのは、テルアビブ・ロッド空港乱射事件(リッダ闘争)の岡本公三さんにこの映画を見せる場面が映し出されることだ。
若松監督がレバノンの内戦跡を訪れて、昔のきれいだった街を語る。
車を降りた監督と抱き合い、笑顔を見せる短い白髪の男性が、岡本さんだ。
上着のポケットに手を突っ込んで路地を歩く岡本さん。
映画の画面を、じっと見つめる。
言葉は発しない。
さらに若松監督は、平壤でよど号事件の若林盛亮さんと小西隆裕さんに映画を見せる。
若林さんの次のような言葉で、特典映像は終わる。
「確かに勇気があれば、止められたかもしれないし。一つは、あの森さんのものの考え方に納得するものを、みんな持ってる。だから、おかしいとは思いながらも言えない。おかしいとは思いながらも、これは正しいことだと思っている。勇気がなかったから言えなかったという側面もあるとは思う。でも一方で自分たちも、共産主義化は必要だし、認めるという側面は否定できない。森さんの言ってることを否定したら、自分も否定することになる。それに代わる価値観というものを、たぶん私は言えなかったと思う」
→幻泉館日録:総括
→幻泉館日録:実録 連合赤軍
→幻泉館日録:新左翼とは何だったのか
→幻泉館日録:実録・連合赤軍
→幻泉館日録:赤軍 - PFLP 世界戦争宣言
2009-05-01 13:06
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