子どもの替え歌傑作集 [書籍と雑誌]
前から気になっていた本。
冒頭の「リパブリック讃歌」替え歌がすごい。
こんなにあったのかという、実はおなじみの歌がいろいろ。
「現代わらべ唄の一つとして」「網羅的に記録」することを目指した本なので、二十世紀少年として私が歌った替え歌もたくさん載っている。
ああ、歴史になってしまったのかという感じ。
そして、原著あとがきが驚きなのです。
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その意味で、残念ながら本文には収録できなかったが、ぜひ記録しておきたい歌詞がある。あとで述べる著作権・人格権の関係で、元歌の歌詞はもちろん、作詞家・作曲家の名前も出せないが、唱歌の替え歌で。四種のバリエーションがある。
(一)
朝の四時ごろ 弁当箱さげて
うちを出ていく おやじの姿
靴は底抜け 地下足袋はいて
帽子も底抜け 顔は百ワット
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そう、あの「朝の四時ごろ」。
実際はその四種のバリエーションが四種とも載っています。
他の著作物と違い、歌詞の場合は、著作権や作品の人格権を侵害していると看做すハードルが高いようなのです。
つまり、替え歌の研究は非常に厳しい状況にあるのだそうです。
これは納得できませんな。
→幻泉館日録:朝の四時ごろ
2008-11-17 18:30
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