禁じられた歌 [書籍と雑誌]
本屋さんで『禁じられた歌』という本を見かけたので買ってきた。
著者の田月仙(チョン・ウォルソン)さんはまったく知らないのだが、経歴を見ると私とあまり年齢の変わらない、在日二世らしい。
韓国で歌い、北朝鮮で歌い、日本で歌った田さんの体験から、朝鮮半島での「禁じられた歌」の歴史が書かれている。
→soprano Chon Wolson
副題にある「朝鮮半島 音楽百年史」はぱっと見た時には気づかなかったのだが、つまり朝鮮半島併合から「百年」を指すようだ。
1910年から百年。
もちろん日本の「放送禁止歌」とはまったく違った「禁じられた歌」の歴史となるはずだ。
目次には次のような曲名が並んでいる。
「アリラン」
「鳳仙花」
「春香伝」
「イムジン江」
「懐かしい金剛山」
「山河を越えて」
「椿娘」
「恋の赤い灯」
「カスバの女」
「黄色いシャツの男」
「ブルー・ライト・ヨコハマ」
「朝露」
「あ!大韓民国」
「あ、大韓民国…」
「カスマプゲ」
「帰れ釜山港へ」
「I LOVE YOU」
「恋人よ」
禁じられた歌―朝鮮半島音楽百年史 (中公新書ラクレ (269))
- 作者: 田 月仙
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/02
- メディア: 単行本
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