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東京シューシャイン・ボーイ [音楽]

小さい頃、親父様の靴を磨くのが好きだった。

働いている親父様のイメージは塀の上みたいなところでトンテンカンテンと槌を振るっているもので、それは現実とはまったく違っていた。
ても、たぶんとにかく一家のため、一日トンテンカンテン。
仕事に疲れて帰ってくると、靴もとってもくたびれている。

靴磨き用になっている襤褸で乾いた泥や埃を拭う。
ちょっとだけ靴クリームを付けて、別の襤褸で薄く延ばして塗りつける。
後は一所懸命磨きをかける。
小さな傷も目立たなくなって、ピカピカの靴になる。
お父さんがリフレッシュ。

まだ戦後のにおいが少しだけ残っていたので、なんだか自分がいっちょまえの街頭少年になったような気分もした。

 →昭和歌謡と我らの時代:昭和26年(1951)の歌謡曲・流行歌・愛唱歌

 ♪ サーサ皆さん 東京名物
 ♪ とってもシックな 靴みがき
 ♪ 鳥打帽子に 胸当ズボンの
 ♪ 東京 シューシャイン・ボーイ

自分ではあまり革靴を履かないので、ずっと靴磨きを忘れていた。
何年か前、葬式に出る時にリーガルの靴を買って、それに靴磨きセットが付いていたので思い出したのだったか。

靴磨きセットというのも楽しい。
とても嬉しい。
夢の商品に近い。
自分で買おうなどと思ったことがなかったが、もちろんちゃんと売っている。

こういう時、楽天市場は便利だ。
検索すると、おなじみKIWIのシューシャイン・キットや、箱の蓋が靴置き台になるものがいろいろヒットする。
いいなあ。
一つ買っておこう。

  

 →靴磨き職人 井上 源太郎

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