来る魔 [日常雑記]
急ブレーキの音と、ガシャンという衝突音。
ああ、事故だ。
しばらくしてから通りに出てみると、まだ事故車が道の真ん中にあった。
Uターンをしようとしていたタクシーに、ギャル男のヤンキー車が猛スピードで突っ込んだらしい。
どちらも落ち度があるだろう。
タクシーの酔客が車内でひっくり返って怪我をした模様。
さらにしばらく経ってから救急車が来た。
大事に至らず、まあ不幸中の幸い。
70年代には、将来自分が毎日自動車を運転するようになるとは思わなかった。
「来る魔」は、走る凶器だ。
子供を交通事故で亡くした人が出しているミニコミに納得した。
零細出版社の車を運転している時に、音楽を聴く個室みたいに感じるようになった。
大声で歌えるところでもあった。
今、地方都市では自動車なしでは暮らしにくい。
たいした距離ではないが、毎日自動車を運転している。
「来る魔」だということは忘れないようにしないとな。
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