アトミック・カフェ CHRONICLES #449 [ボブ・ディラン『クロニクルズ』]
「自分の生き方を貫いて死なせておくれ(Let Me Die in My Footsteps)」の後、ディランは核シェルターの話を始めます。
ディランの故郷であるミネソタ州の北東部、アイアンレンジ(Iron Range)と呼ばれる地域では、そんなものまったく売れなかったという話です。
U2のボノが訪ねてきた時の話で、「メサビ鉄鉱山地、アイアントレイル(the Iron Trail, the Mesabi Iron Range)」という言い方をしていた地方のことでしょう。
日本で言えば、「筑豊」といった感じに近いでしょうか。
アイアンレンジでは、近所で一軒だけ核シェルターを持っているという状態を、皆が嫌ったのだそうです。
人間関係が壊れるのを恐れたのですね。
核攻撃に対する恐怖は確かに存在しました。
でも、なんだかピント外れな感じがします。
ディランは"CHRONICLES"の最初の方でも書いてましたね。
そうそう、アトミックカフェ。
→アトミック・カフェ - THE ATOMIC CAFE -
代わりによく売れたのは、ガイガー・カウンターだったようです。
近未来を描いた映画『マッドマックス』のシリーズでも、出てきましたね。
ディランも、ニューヨークのアパートに1台備えていたそうです。
ガイガー・カウンターを楽天市場で検索したら扱っている店がありましたが、日本ではあまり売れなさそうですね。
コメント 0