ノエル CHRONICLES #422 [ボブ・ディラン『クロニクルズ』]
「ガス灯」では、ノエル・ストーキー(Noel Stookey)がMCをしていました。
PP&Mに参加して「ピーター」を名乗る前ですね。
アルバート・グロスマンの誘いをヴァン・ロンクは断り、そしてストーキーが受け入れて「ピーター」になりました。
グロスマンは聖書のイメージを利用するために「ピーター」が必要だったのです。
「MC」というのは「emcee」と綴ることもありますね。
"master of ceremonies"の頭文字だそうで、つまり司会のことです。
日本だと少し違う意味で遣ってるかしら。
演奏の合間のトークみたいな感じかな。
若き日の坂崎幸之助さんは、林家三平師匠の噺を聞いてトークの勉強をしたそうです。
高田渡さんは、あれは元々の才能でしょうか。
そういえば渡さん、お酒や演奏(高座)途中の居眠りは、五代目志ん生にそっくりですな。
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He worked in a camera store during the day. At night he was dressed in a neat three-piece suit, was immaculately groomed, a little goatee, tall and lanky, Roman nose.
彼は昼間カメラ店働いていた。夜には三つ揃えを完璧に着こなしていた。あごの下にやぎのような髭を少し生やし、背が高くひょろりとして、ローマ鼻をしていた。
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え~っと、ローマ鼻というのは鼻梁が高い、いわゆる鉤鼻ですな。
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He could imitate just about anything--clogged water pipes and toilets flushing, steamships and sawmills, traffic, violins and trombones. He could imitate singers imitating other singers. He was very funny. One of his more outrageous imitations was Dean Martin imitating Little Richard.
彼は何でも真似することができた。詰まった水道管にトイレで水を流す音、蒸気船と製材所ののこぎり、車の通る音、バイオリンとトロンボーン。歌手が他の歌手の真似をしているところも、物真似することができた。とてもおもしろかった。一番すごい物真似は、ディーン・マーチンがリトル・リチャードの真似をしているところだった。
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ディーン・マーチンの物真似というのは、よくありましたね。
しかし、ディーン・マーチンがリトル・リチャードの真似をすると、どうなるんでしょう。
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