白いメリーさん [映画]
今日の(1/30)東京新聞「TOKYO発」は、ドキュメンタリー映画『ヨコハマメリー』の紹介だった。
中央に、メリーさんの写真が掲載されている。
真白な化粧、白いドレス、白いハイヒール。
1993年に写真家森日出夫さんが撮影したものだそうだ。
異形のメリーさんは、当時70歳ぐらいだろう。
都市伝説ではなくて、横浜の街に本当にいた、白いメリーさん。
メリーさんは40歳から35年間街に立ち続けた、街娼だった。
メリーさんは95年12月に故郷に帰り、そして2005年に亡くなったそうだ。
横浜に生き続けていた「戦後」。
「横浜はアメリカの国だった」という記憶を、メリーさんは象徴していた。
私がアルバイトをしていたコンビニに、奇妙な老婆が現われたことを以前書いたと思う。
コーヒーを注文し、それにインスタントコーヒーをぶちこんで飲んでいたおばあさん。
メリーさんの写真を見た時に、そのおばあさんを思い出した。
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