寒い国から帰ってきたスパイ CHRONICLES #318 [ボブ・ディラン『クロニクルズ』]
二行開くのですが、話はあまり変わりません。
ディランの奥さんは店内を見た後、また外に出てジョン・ルカレ(John le Carre)の本を読んでいました。
あれ、ジョン・ルカレって誰だったかな。
ああ、そうだ、スパイ小説の大家だ。
『寒い国から帰ってきたスパイ』
The Spy Who Came In from the Cold
『鏡の国の戦争』
The Looking Glass War
『パーフェクト・スパイ』
A Perfect Spy
『ドイツの小さな町』
A Small Town in Germany
『ロシア・ハウス』
The Russia House
私の場合はタイトルをよく見かけたなという程度で、まるで接点がありませんでした。
→the official John le Carre website
ゴルバチョフ書記長がペレストロイカを推進していたころですね。
どんな小説を読んでいたのでしょうか。
そういえば、もう少し後のことですが、高田馬場で街頭インタビューの取材をしたことがあります。
留学生に出身国を尋ねたら、「ソ連」と答えてからちょっと間を置いて、「ロシアです」と言い直していました。
ソ連の崩壊は、ロシアの民族主義高揚と一緒にやってきたんですね。
ディランの奥さんそれからまた店内に戻ってきて、眉毛を描いたりしています。
出発の準備だということらしいです。
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