満月の夕 #2 [音楽]
今年もまた1月17日がやってきた。
それはまた明日、突然やってくるのかもしれない。
瓦礫の中で助けを求めて、焼け死ぬのは私だ。
疲れきって仮設の中で孤独な死を迎えるのは、私の母だ。
1月17日とは、そういう日なのだ。
暮れに沢知恵さんのアルバム『わたしが一番きれいだったとき』を注文した時、一緒にマキシ・シングルの『死んだ男の残したものは/満月の夕』も購入した。
そう、「満月の夕」が聴きたかったのだ。
この人は情感がこもると、日本語と朝鮮語がまざったような発音で歌う。
神戸の震災を歌うにはぴったりかもしれない。
歌詞はヒートウェイヴ版の方だった。
♪ 夕暮れが悲しみの街を包む
♪ 見渡すながめに言葉もなく
♪ 行くあてのない怒りだけが
♪ 胸をあつくする
♪ 声のない叫びは煙となり
♪ 風に吹かれ空へと舞い上がる
♪ 言葉にいったい何の意味がある
♪ 乾く冬の夕
私の場合、「満月の夕」はSOUL FLOWER WITH DONAL LUNNY BANDのアルバム『MARGINAL MOON』でおなじみ。
ソウル・フラワー版の歌詞はnonkey37さんのところにありました。
他にもガガガSP、平安隆さんや酒井俊さんが「満月の夕」をシングルで出しているようだが、まだ聴いたことがありません。
1 死んだ男の残したものは(谷川俊太郎:詩/武満 徹:曲)
2 満月の夕(山口 洋、中川 敬:詞/曲)
3 ここにも(沢 知恵:詞/曲)
満月の夕~ウチナーグチ(沖縄方言)オリジナル・ヴァージョン~
- アーティスト: 平安隆, 中川敬
- 出版社/メーカー: リスペクトレコード
- 発売日: 2003/03/26
- メディア: CD
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