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おかえり CHRONICLES #256 [ボブ・ディラン『クロニクルズ』]

千本浜 2005年10月14日

おっと、国際反戦デーだ。

まだ制作中だったネヴィル・ブラザーズの新しいアルバムには、ディランの曲が2曲入っていました。
歌っていたアーロン・ネヴィルのことをディランは絶賛しています。

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It surprised me to hear tow of my songs, "Hollis Browne" and "With God on Our Side" sung by Aaron Neville. What a coincidence. Aaron is one of the world's greatest singers, a figure of rugged power, built like a tank but has the most angelic singing voice, a voice that could almost redeem a lost soul.

アーロン・ネヴィルが僕の歌を2曲、「ホリス・ブラウン」と「神が味方」を歌っているのを聴いて驚いた。なんたる偶然の一致。アーロンは世界でも卓越した歌い手の一人だ。とてもいかつくて戦車のような体をしているが、天使のような歌声をしている。迷える魂を救済することさえできそうな声を。
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おお、天使の歌声ですね。
アーロンの歌は「狂気の世界に正気をとりもどさせることもできそう」だとも書いています。

デビューした翌年とそのまた翌年にディランが出した"The Freewheelin' Bob Dylan"(1963年)や"The Times They Are A-Changin'"(1964年)は、私にとってはディランの代表作のようなものです。
でも、ディランにとっては遠い昔に捨ててきた場所にあるものなのかもしれません。
もう自分で歌うことはない曲なのでしょう。
それを、実力を認めている歌い手が歌っていることが、やはりとても嬉しかったのではないでしょうか。

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It always surprises me to hear a song of mine done by an artist like this who is on such a high level. Over the years, songs might get away form you, but a version like this always brings it closer again.

自分の歌をこんなに水準の高いアーティストが歌うを聴くと、いつも驚く。長い間自分のところから歌が離れていても、こんなふうに歌ってもらえると、いつもまた近くに戻ってくるのだ。
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「おかえり」とディランが言っています。

BlogPet 2005年10月21日

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