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ボブ・ディランとプロテスト・ソング #2 [書籍と雑誌]

台風による豪雨の中、近所の郊外型書店に寄って『月刊プレイボーイ』9月号を買ってきました。
おお、もう9月号ですか。

500円の図書券2枚を出しておつりを貰ったので、ちょっと得した気分。
この図書券、なくなるんですね。
もう図書カードの販売しかしていませんでした。

小学生の時、何かの折に先生から貰った図書券で、ファーブルの『昆虫記』を買いました。
あの頃はおつりが出なかったので、小銭を足して買ったように覚えています。

しかしまあ久しぶりにこういう雑誌を買ったので、広告が新鮮です。
表4がスバルのNew IMPREZZA、表2は見開きでケンウッドのHDDカーナビ。
おお、やっぱり車なんだなあ。
それから濱田酒造「海童」。
ほぉ、芋焼酎。

そじゃない、そじゃない、特集の「ボブ・ディランとプロテスト・ソング」が読みたかったんだわさ。
p.22からp.57まで、ほとんどがフルカラーで、写真の持つ迫力がすごいなあ。
何年ぶりかで映画館に出かけたみたいだわ。

私はボブ・ディランに関する「常識」みたいなものがないので、北中正和さんの「ディランが駆け抜けたプロテスト・ソングの時代」は、勉強になりますな。
わはは。
菅野ヘッケル御大も1ページ書いてます。

実は森達也さんが何を書いているのか読みたかったのです。
[特別寄稿]
「新宿西口フォークゲリラが残したもの」
「日本のプロテスト・ソングはどこへ行った?」

小室等さんへのインタビューを軸に書いている。

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「でも……小室さん、ピート・シーガーはもう聴かないでしょう?」
一拍をおいてから、「聴かない」とつぶやいて、小室は頬の片側に微笑を浮かべる。
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アメリカ生まれのプロテスト・ソングからの決別から、本当に日本の歌が生まれてきたのならそれはそれでいいことじゃないかと思う。
でも、「新宿西口フォークゲリラ」を中心に据えるのはどうなのかな。

森達也さんは私と同年生まれなので、「1968年~72年の新宿と音楽」に関しては私と同様に少し遅れてきた少年だったと思う。
彼らが本当に歌を歌いたかったのなら、どこででも歌えたはずだ。
フォークゲリラは歌の問題ではなくて、運動の問題だったのではないだろうか。

この社会では、歌が滅びつつあると、森さんは言いたいようだ。
少なくとも、メジャーの放つヒット曲から、詞は消えつつあるように見える。

日本にはピート・シーガーもウッディ・ガスリーも現われなかった。
ニール・ヤングも現われない。
もちろん、「僕はプロテスト・ソングなど作ったことはない」とうそぶく、ボブ・ディランも現われないのだろう。

で、いきなりセンターフォールド(折り込み見開きページ)に飛んで驚きました。
そうだ、「月刊プレイボーイ」を読んでいたのであった。

月刊プレイボーイ 2005年9月号

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