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ローマ軍兵士ディラン CHRONICLES #169 [ボブ・ディラン『クロニクルズ』]

IP屋上駐車場 2003年10月16日

2行空けて、また話が変わります。

アーチボルド・マクリーシュ(Archibald MacLeish)の劇『スクラッチ(Scratch)』中の台詞を、ディランは回想します。

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世界に悪が存在するのを私は知っている。絶対的な悪だ。善の対立物でも、不完全な善でもない。善とはまったく無関係なもの。幻想だ。
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抽象的な台詞が続いて、なんだかよくわかりません。
観念的な台詞で構成された劇のようです。

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Writing songs for a play wouldn't have been far-fetched for me, and I had already composed a couple of things for him just to see if I could do it.

劇のために歌を書くのは僕にとって不自然なことではなかったし、僕にできるかどうかマクリーシュに見てもらうために、既に数曲作っていた。
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あれあれ、ディランは結構乗り気だったんじゃないですか。
元々演劇は好きだったようですね。
ここから、ディランが初めてステージに立った時の回想になります。

クリスマスの季節になるといつも、ディランの故郷の町には劇団がやってきました。
聖書劇を演じるのですね。
地元の人がエキストラを演じるという、参加型の演劇です。

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One year I played a Roman soldier with a spear and helmet -- breastplate, the works -- a nonspeaking role, but it didn't matter. I felt like a star. I liked the costume.
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おお、かわいいですね、ディラン少年。
衣装が好きというのも、なんだかわかる気がします。

そういえば、1975年の「ローリング・サンダー・レビュー」も、ドサ回りの劇団を模したコンサートツアーでした。
今の「ザ・ボブ・ディラン・ショー」も、そんな雰囲気を持っているのかな。

ここでふと、ン十年前の、高校文化祭を思い出しました。
私が高校3年生の時。
全員参加というクラス劇に出なければならなくなったのですが、私も衛兵みたいな役を当てられました。

そうそう、「裸の王様」です。
学生服の上に剣道の銅を付け、袖口を梨かなにかをくるんであったプラスチックで飾って、陸上の槍を持って立っているだけです。
この衣装はちょっと気に入りました。
私は学校行事には極力非協力的だったのですが、裸の王様と行進する時には行進のステップを提案したりしましたわ。

バンドで最後のステージをやるという方に気が行ってたんですが、今では楽しい思い出になっています。
この晴れ姿の写真があったはずなんですが、ちょっと見つかりませんでした。
残念。

ただいまp.125です。

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