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お熱いのがお好き CHRONICLES #168 [ボブ・ディラン『クロニクルズ』]

千本浜 2003年10月26日

いきなりトニー・カーチスさんが登場します。

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The actor Tony Curtis once said to me that fame is an occupation in itself, that is is a separate thing. And Tony couldn't be more right.
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トニーの言葉が現在形になっているのは、ディランが「トニーはまったく正しい」と思っているからですね。

ディランにつきまとった、悪意に満ちた過去のイメージはやがて消えてしまうのですが、結局は別の「時代遅れのもの(anachronisms)」が身を貫きます。
伝説(Legend)、聖像(Icon)、謎(Enigma)といった言葉は、陳腐だけど無害でした。
預言者(Prophet)や救世主(Messia/Savior)という言葉は、つらいものがあったそうです。
"Messia"と"Savior"を並べて遣っている場合は、ユダヤ教とキリスト教の救世主を意味しているようです。

しかし、トニー・カーチスさんには驚きました。
「リーダーズプラス」の場合は、この人も載っています。

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Tony Curtis (1925- ) 《米国の映画俳優; 本名 Bernard Schwartz; The Sweet Smell of Success (成功の甘き香り, 1957), The Defiant Ones_ (手錠のままの脱獄, 1958), Some Like It Hot_ (お熱いのがお好き, 1959)》
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ああ、いいですね、『お熱いのがお好き』。
私は70年代初頭のいわゆるアメリカンニューシネマで育ったんですが、それでもこの映画は大好きです。

 →お熱いのがお好き みんなのレビュー

小林信彦さんが書いていたのだと思いますが、ジェリー・ルイスがやると下品になってしまうけど、ジャック・レモンだとどこか品があるんですね。

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