夕暮れ CHRONICLES #112 [ボブ・ディラン『クロニクルズ』]
どたばたと忙しい日々が続いており、この二日間はとてもいい夕焼けだったのに、浜に出ることができませんでした。
明日は行けるといいな。
二行空けて、当時のディランの生活に話が戻ります。
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Len Chandler, a classically trained musician from Ohio, was on the bill with me at the Gaslight and we got to be friends.
クラシックの教育を受けたオハイオ出身のミュージシャン、レン・チャンドラーは僕と一緒にガス灯に出演していたので、仲良くなった。
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ええっと、レン・チャンドラーさんは少し前にも出てきましたな。
→CHRONICLES #101 みんな泰子さんには触りたかった
仲良くなって何をするかといえば、幕間に楽屋でポーカーをしていたようです。
六番街の「the Metro Diner」まで出かけてポーカーをすることもあったそうですが、これは不思議な光景ですね。
ポーカーばかりやっているわりにレンはマジメな人だったそうです。
教養があって、生活もマジメ。
奥さんと一緒に恵まれない子供たち(underprevileged children)のための学校を始めたりしていたということです。
レンの曲は、新聞から取材したトピカルソングでした。
たいていは古いメロディに新しい歌詞を乗せたものでしたが、時には自分でメロディを作ることもありました。
はい、これです、これです。
前回高田渡さんを思い出したのはこの手法です。
渡さんの場合はさらに、自分が読んだ現代詩を乗せるという手法を開発したのであります。
齢を重ねてからは、歌のために詩を書き換えるということまでやっています。
これは私も、何度も書いてましたね。
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