荒神さま [音楽]
昨日は大雨が降ったり、初夏のような日が差したり、木枯らしのような風が吹いたり。
一日のうちに四季が訪れるという、イギリスのような天候だった。
本当にイギリスがそんな天気なのかは、知らない。
今は深夜、風が吹き荒れている。
窓ががたがたと鳴らないように、ちゃんとロックしてあるかどうか確かめた。
♪ 押し入れの隙間からひそひそと声がする
♪ 天井の節穴から声だけが聞こえてくる
ハンバートハンバートの「荒神さま」が枕許で鳴っている。
荒神は竃の神様じゃなかったかな。
それだとちょっと違うみたい。
広辞苑を引いてみると、他にもあるらしい。
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こう‐じん【荒神】クワウ‥
(1)三宝荒神(さんぼうこうじん)の略。竈(かまど)の神。日本永代蔵(2)「掛鯛を六月まで―の前に置きけるは」
(2)かげにいてそれぞれの人を保護すると信じられていた神。東海道中膝栗毛(3)「わしにもハイ―さまがついてゐずに」
(3)西日本で祀(まつ)る屋敷神。同族祭祀のことが多い。
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→Wikipedia: 三宝荒神
→Wikipedia: 荒神
この歌の荒神は、屋敷神を指すようだ。
♪ 眠れずに起き出して耳を澄ますと
荒神のTwitterが聞こえてくるのだ。
♪ おめえ、さんざんたらふく食って、お礼も言えねえのか
♪ おめえ、さんざん贅沢して、働きもしねえで
♪ おめえ、食うもの食って、ごろごろして、殿様気取りか
♪ 黙っておれば、このごくつぶし
まあ、ごくつぶしと言えば、ごくつぶしだなあ。
穀潰し。
とにかく飯はしっかり食べるが、とりわけ何かの役に立つということなどない。
無能の人であります。
ああ、乞食俳人井月。
外は風が吹き荒れている。
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