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土方日記 [高田渡]



多摩無名労働者詩集


Yahoo!オークションに『多摩無名労働者詩集 1974』が安く出ていたので、落札して購入した。
帯の表紙側は「日本労働組合総評議会 議長 市川誠」、裏表紙側は「新日本文学会幹事 国分一太郎」の言葉。
奥付では1974年9月20日発行となっている。

無名詩人がベトナムを、砂川を、メーデーを歌う。
その中に、「土方日記」と「車」という二つの詩が収録されている。
高田豊の詩だ。


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(一九〇五-- 一九六七)大正末期から詩を書き、
戦後は全日自労の一員として活躍し、膨大な量
の手記・自伝・川柳・詩・オルグのメモ・口伝
のテープなどを残している。
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「土方日記」には、子供のことが出てくる。


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  とうとう五年も住みなれた
  ここらでぼつぼつ宿がえりや
  四人のガキが大きゆなり
  せまくなったで左様なら
  忘れやせんぞ仲間たち
  みちで会ったら手をあげよ
  たまには呑もう手をとって
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四人のガキの末っ子、渡さんは、一足早く豊さんのところへ行ってしまった。


高田渡と父・豊の「生活の柄」


9条を殺すな!

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