百日紅はなぜ怖いのか [反戦]
共同通信が配信している辺見庸さんの連載『水の透視画法』、東京新聞8月26日付朝刊では、「百日紅はなぜ怖いのか ヒロシマの凄絶と浮薄」。
辺見さんは百日紅が怖いのだという。
学生時代に尾道へ旅行した時、列車の中で耳にしたのだそうだ。
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<ピカドンで庭の百日紅が枝ごと吹き飛ばされたが、黒こげになった樹はそれでも死なず、翌年夏、きれいな花をいっぱいにつけた。ただ、もとはたしかうす紅の花だったのに、なぜだか白い花になっていた。
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それは記憶にしつこく残ることだろう。
自衛隊の幹部だった人物が、いくら消しさろうとしても、この幻灯のような光景は消えない。
皇軍は国民を守るつもりなどなかった。
元空幕長の言動から察するかぎりでは、どうやら自衛隊もそうであるらしい。
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