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日本文学史序説ノート #1 [書籍と雑誌]

メモ その1

ちくま学芸文庫版 p.11
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各時代の日本人は、抽象的な思弁哲学のなかでよりも主として具体的な文学作品のなかで、その思想を表現してきた。
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ちくま学芸文庫版 p.14
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一時代に有力となった文学的表現形式は、次の時代にうけつがれ、新しい形式により置き換えられるということがなかった。新旧が交替するのではなく、新が旧につけ加えられる。
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ちくま学芸文庫版 p.15
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 このような歴史的発展の型は、当然次のことを意味するだろう。古いものが失われないのであるから、日本文学の全体に統一性(歴史的一貫性)が著しい。と同時に、新しいものが付加されてゆくから、時代が下れば下るほど、表現形式の、あるいは美的価値の多様性がめだつ。
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ちくま学芸文庫版 p.16
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しかし文学に即していえば、その言語的・社会的・世界観的背景にあらわれたある種の「二重構造」が、少なくともさしあたりの答えをあたえることになるだろう。
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