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ライ麦畑のキャデラック [書籍と雑誌]


先週末の朝日新聞天声人語冒頭。

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天声人語
2008年12月5日(金)付

 その昔、米国の若者は父親の車で運転を覚え、それを転がしてデートに出撃した。次にポンコツをいじってメカに慣れ、いい車に乗り換えていく。瀬戸山玄(ふかし)さんの『ライ麦畑のキャデラック』(小学館)にそうある。そして、キャデラックこそ「人生双六(すごろく)の頂点に輝く、上がりの星」だった。
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せっかくだからついでにその英訳、Herald Tribune/Asahiに掲載のVox Populi, Vox Dei。

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Vox Populi, Vox Dei
Driving the Cadillac dream through to the end
2008/12/6

In the old days, American teenagers learned to drive in their fathers' cars, which they then borrowed to go on dates. Next, they would buy an old clunker, learn to repair it and replace it with a better car, according to Fukashi Setoyama's book "Raimugi-batake no Kyaderakku" (Cadillac in the rye field), published by Shogakukan Inc. Likening life to sugoroku, a Japanese board game, Setoyama writes that owning a "Cadillac was none other than the final shining star at the pinnacle" of the goal.
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英訳になるとタイトルが付くのがおかしいですね。
よく小論文の練習と称して天声人語を要約させる先生がいるようですが、天声人語って要約するような類いの文章じゃないと思いますよ。

さて、なぜ長々と引用したかというと、『ライ麦畑のキャデラック』の著者名に驚いたからです。
あら、瀬戸山さん、こんな本出してるんだ。

私が知っている瀬戸山さんは、カメラマンでした。
山谷や独居老人の取材で、写真を撮影してもらったのです。
なんでもおもしろがる、楽しい人でした。
『東京ゴミ袋』という本が話題になってました。

大塚まさじさんの『風のがっこう』や、遠藤賢司さんの『もしも君がそばにいたら何んにもいらない』は、瀬戸山さんの写真がジャケットになっています。

  


おお、今は「ドキュメンタリスト・瀬戸山 玄」を名乗ってるんですね。

 →瀬戸山 玄:ホームページ

とりあえず『ライ麦畑のキャデラック』を買ってこないといかんな。

ライ麦畑のキャデラック ― モーターカルチャー100年の真実)



9条を殺すな!

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