居酒屋タクシー [日常雑記]
「居酒屋タクシー」という妙な新語を目にして思い出したのは、「ノーパンしゃぶしゃぶ」という言葉だった。
一瞬なぜだかわからなかったのだが、何のことはない、どちらも官僚への接待じゃないか。
個人タクシーと銀行のMOF担では、その悪よのぉ度の水準がまったく違うのだが。
もちろんどちらも私にはまったく縁のない世界であることも同様。
「居酒屋」+「タクシー」
「ノーパン」+「しゃぶしゃぶ」
各語の要素を並べてみると、実にシュールだ。
細部までリアルに描かれるが、日常生活とはまったく違う世界。
ダリやマグリットの絵を思い出すが、明度はずっと低い。
国民の日常生活から隔絶した官僚の常識には、きっとまだもっとずっとたくさん、こんなシュールな世界が潜んでいるのだろう。
ただ、とてもシュールではあるが、それは既にあるものを無理やりくっつけただけで、何も新しいものを創造しているわけではない。
国民が苦労して生み出したものを、分捕り合って勝手なことをする、その仕事とまったくよく似ている。
それでいくら帰りが遅くなったからといって「居酒屋タクシー」では、ねえ。
みみっちい話だ。
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