ふれあい [日常雑記]
職場で、さて帰ろうかという時に自動車の鍵が見当たらない。
あれ?
心当たりを何ヶ所か探ってみるが、やっぱりない。
あれあれ?
ごたごたした時に誰か間違えて荷物に混ぜて持っていってしまったか。
あるいは、ごみ箱の中に紛れてしまったか。
とりあえず一旦自宅にスペアキーを取りに戻って、車で帰った。
去年は12月に入ってすぐにトラブルがあったっけな。
今年は車に乗せてもらったので、寒い思いもしなかったし、夜歩かなくて済んだ。
いや、歩いた方がいいのか。
毎年冬になってストーブを出すと、ギターをケースに入れてしまっていた。
しかし、それではギターに触らなくなってしまうので、今年は作り付けの書棚の前にぶらさげたままにしておくことにした。
楽器は、弾いてなんぼのものだものな。
コンディション云々よりも、触ってあげないとかわいそう。
そういえば、msk222さんが「ふれあい」のことを書いていた。
自治体(本当はそう呼びたくない、地方公共団体ね)の事業に、何と「ふれあい」の多いことか。
NHKの孫請け仕事で全国の自治体の事業一覧を作ったことがあるのだが、本当にどこに行っても「ふれあい」なので驚いた。
お上がああせいこうせいと言っている漢字表記では、たぶん「触れ合い」になるはずだ。
ところが、ほとんど例外なく、「ふれあい」という平仮名表記が遣われる。
やわらかい雰囲気を出そうというのだろうが、「触れ合い」という言葉が本来持っていた意味を漂白しているようにも感じる。
浜松市の市役所前に倒れていた女性が放置されて、死亡した。
試しにGoogleで「浜松 ふれあい」と検索してみるがいい。
どれだけたくさんの「ふれあい」がヒットすることか。
♪ ついさっきは
♪ 駅で腹を押さえて倒れていた労務者にはさわろうともしなかったくせに
♪ 泰子さんにだけはさわりたいらしい
友部正人「乾杯」(1973年)
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