スリーマイル島 [書籍と雑誌]
東京新聞連載「原発脚光」の第4回は「スリーマイル島」。
1979年3月28日に発生した原発事故は、アメリカ合州国の原子力政策を大きく変えることになった。
炉心溶融が続く中、電力会社は「放射能漏れは絶対にない」と市長に伝えた。
政府の調査発表も、「漏れは微量で、住民の健康への影響はほとんどない」というもの。
どちらも大嘘だった。
わかりやすい教訓。
原発事故は起きるものだ。
電力会社は嘘をついて、事故を隠す。
政府も嘘をつく。
ところがそんな教訓を忘れ、「格段に安全になった」と嘘をついて原発復活政策に転じたのが、史上最低の大統領である。
彼はお金が大好きなのだ。
他人の命より、自分のお金。
それよりもひどいのが日本の原子力政策であることは言うまでもない。
中尾ハジメさんの『スリーマイル島』はもう絶版かと思ったら、ちゃんと楽天ブックスでもamazonでも買えるようだ。
もっとも、京都精華大のサイトで全文読むことができる。
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