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積木 [音楽]

千本浜 2007年1月1日

 ♪ 小さな積木を積み上げるように
 ♪ 僕たち二人は生きてきた

          「積木」(1976年)
           作詞:きたやまおさむ
           作曲:杉田二郎

昨夜のこと。
翌日からの仕事の準備をしながらNHK BS11の「フォークの達人」を流していたら、杉田二郎さんが懐かしい曲を歌い出した。
ほろっと来た。

三十年前の曲だ。
実はタイトルも知らなかったのだが、この歌がとても好きだった。
ふと思い出すことはあっても、最後までは歌えない。
この歌い出しを何度も繰り返すのだ。

 ♪ 僕が何度も壊してみても
 ♪ 積み上げてくれた君を

人間関係なんて、一瞬で壊せる。
それを何度もこつこつと積み上げ直してくれるような、そんな人との出会いをずっと求めていた。

どういうわけか、あなたは独りで生きられるだろうと言われてしまう。
そんなことはない。
「わたしはわたし」だけど、人はけっして独りでは生きられないものだ。
きっと私が、積木を積むのが下手くそなんだろうな。

穂積隆信さんの『積木くずし』という本が桐原書店から出版されたのは1982年。
空前のベストセラーになった。

ブロンズ社が倒産した時だったろうか。
入った倉庫で『積木くずし』が天井近くまで積み上げられているのを見て驚いた。

こんなに増刷して大丈夫かなと思った覚えがある。
零細出版社だとこれで資金繰りに失敗してしまうことがある。
売れる本が入ってこないと書店から突き上げられて増刷し、それがほとんど返品されるとアウトなのだ。

もちろん桐原は堂々としたもので、今も教科書出版を続けている。
『積木くずし』が積み上げられた山に登って、天井との隙間を通って本を運ぶのは奇妙なものだった。

 →Wikipedia: 積木くずし

 ♪ 紫陽花色の空の下でも
 ♪ 身を切るような風が吹く

ああ、いい歌詞だったんだな。
特にファンというわけでもなかったのだが、北山修さんの言葉には知らないうちに影響を受けていたのだろう。

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コメント 2

deacon_blue

☆ これは「男同士」の次のシングルですね。前の曲がアレンジなどで色々言われたのですが,この曲はしみじみと良い曲でした。北山修。。。なるほど。
by deacon_blue (2007-01-05 20:50) 

幻泉館主人

deacon_blueさん、こんばんは♪

ああ、「男同士」。
イントロがAMERICAの"Sister Golden Hair"に似てましたっけ。
「金色の髪の少女」かな。
やっぱりいろいろ言われたんですか。
by 幻泉館主人 (2007-01-06 00:47) 

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