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朝日楼 [音楽]

ニューオリンズが大変なことになっている。
決壊した堤防から水が流れ出し、市街地の大半が水没した。
まだ遺体が浮いているのかもしれない。
貧困層を中心とする犠牲者の数は数千人に上るようだ。

物がないのだから略奪も頻発している。
警官に向けて発砲し、強盗事件も起きているようだ。

普通のハリケーン取材のつもりで現地入りした放送記者が驚いていた。
これでは戦地取材だと。
大手ネットワークも取材陣の安全確保するために、警官のいない所には入って行けないようだ。

スリーピー・ジョンを彷彿とさせるような老ミュージシャンが数多くいたはずなのだが、彼らはどうなったのだろう。

 ♪ ニューオリンズに女郎屋がある
 ♪ ひとよんで朝日楼

高田渡さんは元々の長調(major)バージョンを歌っていた。

 →高田渡/汽車が田舎を通るその時

 →高田渡/ベストライヴ

 ♪ あたしが着いたのは ニューオリンズの
 ♪ 朝日楼という名の女郎屋だった

浅川マキさんはアニマルズの短調(minor)バージョン。
ちあきなおみさんも、この浅川マキ訳「朝日のあたる家(朝日楼)」を歌っている。
鬼気迫る歌唱だそうだ。
聴かないとな。

 →ちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2003 朝日のあたる家

googleで検索すると、道後温泉に朝日楼という遊郭が実在したようだ。
松山市ではその朝日楼を核とした「ネオン坂を生かしたまちづくり」を進めているのだそうな。
古民家再生には意味があるかもしれないと思うが、旧遊郭をそのまま温泉街の活性化に結びつけようという発想には、違和感を感じる。
『春婦伝』のことを書いた時に的外れなレスを付けてきたやつがいたが、そいつと同じ無神経さだと思う。

 →町並みに見える歴史・課題:松山東雲短大・犬伏武彦教授
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養蚕は近代日本を支えた産業だが、昭和初期に生糸の価格が暴落し、養蚕農家の破産が相次ぎ、繭の仲買人が養蚕農家の娘さんを遊郭に斡旋したという。松山市に朝日楼という遊廓(ゆう・かく)跡がある。人間の性が生み出した特異な建物で、上から見るとロの文字をしており、「廓」という言葉が理屈なしにわかる。ここに来た女性たちが、どんな思いで過ごしたかを建物が語ってくれる。調査を通して養蚕と遊廓という全く違った事象が、結びついていたことにも驚いた。
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東雲短大ということでふと東雲節を思い出したのだが、もちろん関係ない。

 →〇東雲節考

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