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男おいどん #2 [マンガ]



2022年1月15日


少し前に流行った言い方をするなら、大山昇太君は常に負け組だ。
高校に復学する見通しもたたず、食うためのアルバイトを探す。
布団以外何も

しかし男おいどん大山昇太君は負けない。
部屋の押し入れにに掲げた学生服は彼の誇りだ。
いつか自分の力で復学する。
彼にはまだ希望が残っている。
未来がある。

自暴自棄な若者のニュースを見て、男おいどんを思い出した。
いつ終わるのかわからない新型コロナ禍の中で、希望や未来を見失う若者が増えているのではないだろうか。
飢餓にリアリティを感じる若者はまだそんなにいないだろうが、そんなに遠い日の話ではないかもしれない。

70年代後半に講談社漫画文庫で買った『男おいどん』全9巻を引っ張り出した。
定価は一冊280円だ。
まだ極悪税のない頃。
ああ、吉祥寺南口にあったブックスいずみで買ったんだよな。

おいどんは同世代なんだよな。
お互い今では高齢者。
元気でいるだろうか。

幻泉館日録:男おいどん




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コメント 1

なべ

このところ見れてなくて、今頃です、おいどんは連載中から読んでて全巻あったけどまとめて処分の時になくなってしまったなあ、さるまたけだの妙にリアルさもあったなあと、なさそうでありそうで
by なべ (2022-01-24 23:00) 

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