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辺見庸『月』 [書籍と雑誌]



2018年11月22日


昨日の朝日新聞夕刊で、辺見庸さんの新刊を知った。
相模原事件を小説にしたのだという。

朝日新聞:相模原事件、報道が見逃した「本質」 辺見庸さんが小説

相模原事件……これほど陰惨な事件はない。
被害者の多くは名前を消されたまま葬られてしまった。
こんな大事件が、すっと隠されてしまった。
おかしいじゃないか。

月 / 辺見庸

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内容紹介

これは〈語られたくない事実〉への小説の挑戦――21世紀文学の新たな刻印

「あなた、ひとですか?」
「ひとのこころ、ありますか?」

ベッド上にひとつの”かたまり”として横たわり続けるきーちゃんと、その思念の涯てなき広がりから、ニッポンに巣くう底知れぬ差別、良識をきどった悪意や”浄化”と排除の衝動を射貫く。
「にんげん」現象の今日的破綻と狂気を正視し、この世に蠢く殺意と愛の相克を活写。実際の障がい者19人殺害事件に想を得た、〈存在と無〉の究極を照らしぬく衝撃の傑作!

内容(「BOOK」データベースより)

ニッポンに巣くう底知れぬ差別。良識をきどった悪意。“浄化”と排除の欲動―「にんげん」現象の今日的破綻と狂気を正視し、この世に蠢く殺意と愛の相克を活写。かつてだれも試みたことのない、“語られたくない事実”への小説の挑戦!“存在と無”の究極を照らしぬく560枚!
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嶽きみ、吉田重光@gajgd47 11/21 17:11
隠された悪意は、善意のかたちをとって立ち上がる――辺見庸『月』インタビュー | カドブン kadobun.jp/interview/132 #カドブン

sansdieu@sansdieu01 11/16 22:23
辺見庸『月』刊行記念トークイベント、八重洲ブックセンター。中島敦を引用したことなど、著書についての解説。しかし、最後に、蛇足として、徴用工判決に関して「なぜこの国は朝鮮人と韓国人を嫌うのか。不思議でしょうがない」という違和感を吐露していたのがよかった。 12月の紀伊國屋も予約した。

中条 真@mutable21 11/22 19:39
今晩だ。今晩しかない。あのお方の目。ニッポンコクの総理大臣の目がだまってそういっていた。あつぼったい瞼。とてもせまい額。さとくん、ニッポンのためにしっかりがんばってくださいよ。期待してますよ。はい、わかりました。総理、ぼくがんばります!(辺見庸『月』より)

有田芳生@aritayoshifu 11/17 9:13
辺見庸さんの講演会(八重洲ブックセンター)に行きました。いま何を語るのか、体調はどうかを実見するのが目的です。新刊小説『月』は、重度障害者殺傷事件がテーマ。ベンヤミン、中島敦、梶井基次郎など、文学的想像力から見た現代日本の異常な世界。アウラある刺激的内容で観客は若者も高齢者も。 pic.twitter.com/Lz7MLG5eDz
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9条を殺すな!



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