凡庸な悪 [日常雑記]
これも仮相かね。
庭の紅梅が満開に近い。
毎年ありがたいことだ。
白梅はまだ咲いていない。
今朝の朝日新聞「天声人語」は映画『スペシャリスト――自覚なき殺戮者』を採りあげていた。
アイヒマンのドキュメンタリーだ。
自分はマジメに職務を果たしただけだと主張するナチス親衛隊中佐。
上からの命令に服従して、せっせと収容所に人を送り込み、大虐殺を演出した。
ハンナ・アーレントが引用される。
「凡庸な悪」
アイヒマンにせよ、アーレントにせよ、その言葉を引いて今の日本を批判しようとすれば、妙な揚げ足取りが湧いて出ることだろう。
同調圧力に抗しようとする者には、凄まじい暴力が加えられる。
それほど権力者が怯えているということだ。
本当は何の基盤もないのだから。
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