バッシング [映画]
日本映画専門チャンネルで小林政広監督の全8作品を一挙放送しているのを、忘れておりました。
あわてて録画予約をしておます。
これでやっと『バッシング』を観ることができる。
ほんの数年前のことなのに、あの雰囲気を忘れてしまった。
検索すると、宮台真司さんのブログがヒットした。
ああ、そうそう、こんな感じだった。
→shinji MIYADAI official weblog: 右翼思想からみた、自己責任バッシングの国辱ぶり
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2004-05-30
■援交フィールドワークをしつつ女子高生を擁護していた頃の私は「自己決定=自己責任原則」を旗印にしていたが、「人は自分のことを決定できない」「人は自分の責任を取りきれない」など稚拙な批判に遭った。
■イラク人質事件での「自己責任」大合唱を聞くにつけ、「自己決定=自己責任原則」の専門家たる私としては心強い限り(笑)。と思ってよく聞くと「政府に逆らう奴は自分でケツを拭け」だと。三度ヘソで茶を沸かした。
■政治家から国民までこれほど民度が低いとは。福田元官房長官は「政府に迷惑をかけておいて」だと。「外務省職員は寝てないんだ」とさ。雪印食品の社長に噛みついた記者の「俺だって寝てないんだ」発言を思い出す。
■取材で眠らないのは記者の仕事。パスポートを持つ国民の救出で眠らないのは役人の仕事。国民の憲法的命令に服するは公僕たる役人の本務。犯罪者だろうと国民救出に全力を尽くすのは憲法的義務。寝ないでやれ。
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なんかねえ、「危機管理」したい連中がいるんだ。
大はしゃぎで記者会見開くものだから、大臣、あんたこそ落ち着いてくれと国民にあきれられたりするほどだ。
生徒に感染の疑いが出ると、学校宛てにいやがらせの電話がかかるのだという。
リンチこそまさに犯罪的だと思うのだが、嫌がらせ電話の張本人には、自身を正義だと看做しているのだろうか。
それとも、自分が逆恨みの人生を送っていることに本当は気づいているのだろうか。
世界各地でメキシコ人が差別される。
スミスフィールド・フーズという企業の責任は問われぬままに。
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