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虹色のトロツキー [書籍と雑誌]

光文社古典新訳文庫でトロツキーの『永続革命論』が出ていたので、なんとなく購入する。
ぱらぱらと読みながら、『虹色のトロツキー』を思い出す。
集中してないね。

以前ちょこっと書いたことがあったな。

 →幻泉館日録:[1977-1970 > 2003-1996]

そこには書いてないけれど、この『虹色のトロツキー』の部分は、さらにその前に書いたものを引用しているようだ。
2003年の5月。
古くなった雑誌を少し整理しようと、夜中に『Linux Japan』なんかを縛っている。

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雑誌を結束しているうちに、安彦良和『虹色のトロツキー』が出てくる。
おお、これこれ。
このマンガ読んだから、石原莞爾『最終戦争論』買ったりしたんだな。
己の内の大陸浪人的ロマンがくすぐられるんだよなあ。
与謝野晶子『みだれ髪』のところで引用した鉄幹の歌がまさにそれです。

   * 韓山に、秋風立つや、太刀なでて
     われ思ふこと、無きにしもあらず。

大東亜共栄圏の発想にまったく真実がなかったら、そんなに無理をして国民を戦争に駆り立てることができなかったはずだ。
実現されなかった一片の真実はある。
もちろん今日本が大東亜共栄圏などと言ったらまさに東アジア諸国の反感を買うだけだが、姜尚中(カンサンジュン)さんの言うように、東アジアは手を組まざるを得ない。
マンガの終わり方には不満があるのだが、この石原莞爾やトリックスターにさせられた辻政信、ずいぶん魅力的に描かれてます。
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幻泉館では行方不明の本がとても多いけれど、『虹色のトロツキー』はすぐに出てくる。
というのも、職場の書棚にこっそり移住させたから。
で、脱線してマンガなど読みふけってしまうわけだ。

 →松岡正剛の千夜千冊:『虹色のトロツキー』安彦良和


 永続革命論 (光文社古典新訳文庫 (KBト1-1))

 虹色のトロツキー (1) (中公文庫―コミック版)

 最終戦争論 (中公文庫BIBLIO20世紀)


9条を殺すな!

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