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一人の手 [音楽]

『'71全日本フォークジャンボリー』というタイトルの古本を入手しました。
71年の中津川フォークジャンボリーに出演した人たちの写真と楽譜が掲載されています。
協楽社(KMP)の発行ですが、URCのアート音楽出版が出していた「フォークリポート」と雰囲気がよく似ています。

高田渡さん、山平和彦さん、岩井宏さんと、今では故人になってしまった人たちのページもありますすし、アメリカに渡った品川寿男さんのページもあります。
「バラが咲いたら」「おいらは野良犬」の楽譜を初めて見ました。

上田康彦という名前はまったくわかりません。
「白い傘」「九条の娼婦」という曲が載っています。

他にもいろいろな人の歌があって楽しい本なんですが、一番驚いたのは、本田路津子さんのページです。
「思い出のグリーングラス」
「秋でもないのに」
「ワンマンズハンド」
この3曲の歌詞だけのページと、楽譜が載っているページがあります。


本田路津子


なぜ驚いたのかというと、
「ワンマンズハンド」の歌詞が、オリジナルの歌詞に近いからです。
なぜか楽譜の方ではタイトルが「一人の手」となって、英語の原詞が掲載されています。


 ♪ 一人の手では牢獄を打ちこわせない
 ♪ 二人の手でも牢獄は打ちこわせない
 ♪ だが二人と二人が、五十人が一万人になれば
 ♪ そうだ、きっとできる日がくる
 ♪ そうだ、きっとできる日がくる

             「ワンマンズハンド」

 →ピート・シーガー「わたしが一番きれいだったとき」


どういうことなんでしょう。
ヒットした「一人の手」とはだいぶ歌詞が違います。
この「ワンマンズハンド」では、ちゃんと「原爆を禁止」という部分も入っています。
本田路津子さんはヒットした非戦闘バージョンの歌詞を書く前に、この日本語詞で歌っていたのでしょうか。
それとも英語の原詞で歌っていたのでしょうか。


hinaghetto.png 9条を殺すな!
www.iraqbodycount.orgwww.iraqbodycount.org
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GOLDEN J-POP/THE BEST 本田路津子

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  • アーティスト: 本田路津子
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1998/11/21
  • メディア: CD



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