SSブログ

蛇蝎の如く CHRONICLES #437 [ボブ・ディラン『クロニクルズ』]

千本浜 2006年9月5日

 →Chapter 5: River of Ice

ディラン青年の恋の苦悩は、一週間ぐらい続きました。

----------------------------------------------
As fate would have it, I ran into Carla again and asked about her sister. Carla asked me if I'd like to see her. I said, "Yeah, you don't know how much," and she said, "Oh, she'd like to see you, too." Soon we met up and began to see each other more and more.

運命の定めにより僕はまたカーラに出くわしたので、妹のことを尋ねた。カーラは会いたいかと訊いてきた。「ああ。どれだけ会いたいかわからないぐらい」するとカーラは言った。「あら、妹もあなたに会いたがってるのよ」
----------------------------------------------

ということで、すぐにうまく行ってしまったのです。
な~んだ。

ディランの場合は、スージーにキューピッドのような姉さんがいたのであっけなく成就(?)しました。
今の若者は……携帯電話のおかげで話が簡単なんでしょうね。

昔は大変だったんですよ。
家に電話をかけて、呼び出してもらうんですから。
普通は男の子が女の子の家に電話をかけて、一番煙ったいのは彼女のお父さんでしょうね。
以前書いたと思いますが、中学生の時にクラスの連絡網で、つまり電話をかけ継ぐ順が決まっていて、次々に伝言をしていくのですが、建設関係のおうちの女の子の家に電話をかけて、非常に恐い思いをいたしました。
何も悪いことしてないのに。

元々手の速いディランは、あっという間にスージーといい関係になりまして、音楽以外の生活はスージーと一緒にいることが中心ということになりました。
二人は魂の友だったのだろうと、ディランは言っています。

----------------------------------------------
Her mother Mary, though, who worked as a translator for medical journals, wasn't having it. Mary lived on the top floor of an apartment building on Sheridan Square and treated me like I had the clap. If she would have had her way, the cops would have locked me up.

でも、医学雑誌の翻訳の仕事をしていた彼女の母親、メアリーはそんなふうに思っていなかった。シェリダン・スクェアのアパートの最上階に暮らしていて、僕を淋病持ちみたいに扱った。もしも自分の好きなようにできるのなら、僕を警察に捕まえてもらっていたことだろう。
----------------------------------------------

また極端な言いようです。
どうしてそんなに嫌われたのでしょうか。

シェリダンスクェアの写真を探していたら、あら、ディランが写ってます。
グリニッジビレッジの通りですね。

 →Shridan Square/Christopher Park

BlogPet

www.iraqbodycount.orgwww.iraqbodycount.org
www.iraqbodycount.org

幻泉館 リンク用バナー


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

はるか青春美しい日本の私 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。