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はるか青春 [書籍と雑誌]

ちょっと時間ができたので大型書店まで歩き、出版社のPR誌をもらってきた。
今日は新潮社「波」、朝日新聞社「一冊の本」、集英社「青春と読書」。

 →新潮社:波

 →朝日新聞社:一冊の本

 →集英社:青春と読書

「青春と読書」が良かった。
森達也さんの「新お伽草紙」が第17話「ドン・キホーテ」。

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「年はもうすぐ五十だが、まだまだ若い人のように元気いっぱいだった」
……これから冒険を始めようとするときのドン・キホーテの歳が、今の自分とほぼ同じだったなんて。
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いや、ホント。
森さんと同世代の私もびっくりです。
ドン・キホーテは大抵爺さんとして描かれていないか?

セルバンテスはこのドン・キホーテの乱暴狼藉を、レコンキスタから暴走して中南米で殺戮と略奪を行なう自国の姿を仮託して描いたのではないかというのが、森さんの説。
ドン・キホーテに靖国参拝をさせて、森さんはこの短編を締めくくっている。

もう一つ、森詠さんの「はるか青春」という小説が良かった。
連載18回目。
「朝日ジャーナル」1971年3月19日号から話が始まり、「映画批評」に太田竜さんが「革命・情報・認識(よみかきのしかた)」を連載しようというところが描かれている。

「朝日ジャーナル」1971年3月19日号

「私」は朝日ジャーナルでの連載が終わった赤瀬川原平さんの「櫻画報」をこちらで連載してもらえないかと交渉する。
小笠原賢二というアルバイト学生から高校の時の先生だという新谷行さんの長編詩『シャクシャインの歌』を教えられ、会いに行く。

出てくる登場人物が、とても懐かしい。
彼らから少し離れたところを、だいぶ遅れて歩いていたことがあるのだ。
森詠さんという作家の作品をまったく読んだことがないのだが、「週刊読書人」の編集部にいたらしい。
ほぼ実話なのだろう。
小笠原賢二さんは2004年に亡くなったそうだ。

まとめて本になったら、すぐに読みたいと思う。

 →朝日ジャーナル 1971年3月19日号

 →Wikipedia: 小笠原賢二

 →新谷行『増補アイヌ民族抵抗史』三一新書

 →WEB週刊読書人

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