氷の川 CHRONICLES #350 [ボブ・ディラン『クロニクルズ』]
"CHRONICLES VOLUME ONE"も最終章に入ってしまいました。
困ったな。
早く"VOLUME TWO"を書いてくれなくちゃ。
第5章は「氷の川(River of Ice)」というタイトルです。
何のことかしら。
本文はp.225からp.293まで。
ぱらぱらと斜め読みすすればあっという間に読み終えてしまいますが、あわてない、あわてない。
だいたい、最初の段落に出てくるルー・レヴィ(Lou Levy)って誰なのさ。
ん?
どこかで聞いたことがある名前ですね。
思い出しましたか?
この"CHRONICLES VOLUME ONE"に一番最初に登場する人物ですよ。
この人の名前を覚えられないと思ったのでメモをしておこうと思ったのが、こんなに延々と読書ノートを書きつける直接の理由だったのです。
それが2004年11月5日の日記でした。
ルー・レヴィはリーズ音楽出版社(Leeds Music Publishing company)の社長さんで、コロンビアと契約したディランの面倒を見ていました。
時間は再び60年代の初頭に戻ったようです。
ニューヨークにあるレヴィの事務所。
『キャッシュボックス(Cashbox)』『ビルボード(Billboard)』といった業界誌や、ラジオのヒットチャート調査票なんぞが散らかっています。
レヴィは大きなテープレコーダーを操作しています。
ディランは、事務所に二脚ある木製の椅子の一つに腰を下ろして、上体を前に突き出すようにしてギターを弾いています。
そうか、『キャッシュボックス』って1996年に廃刊されたんですね。
知らなかった。
『ビルボード』の方は1894年創刊だとリーダーズ英和に載っていました。
日清戦争の年ですから、たいしたものですね。
"CHRONCLES"に使われているディランの顔はほっそりしていますが、ディランの最初のアルバムである"BOB DYLAN"のジャケット写真では、もっとぽっちゃりとした少年のような顔をしていますね。
ルーのところで栄養補給が行き届いたのかしら。
→bobdylan.com: Bob Dylan(1962)
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