渡難 [マンガ]
【追記】No.3
今日は七夕なんですな。
浜に出ると西の空は真っ暗な雲で覆われていましたが、東は晴れていました。
のんびり市の夜空は明るいので、天の川はよく見えません。
でも、なんとか晴れてくれるのかな。
【追記】No.2
昨日浜で見かけた鳩。
なんとなくヒナに似てるのがいたのです。
【追記】No.1
ヒナのワンダーランドは普段入り口を閉ざしてあるのだが、開いているとおヒナ様が確実に入り込む。
やたらに物を落として整地した後、妙な格好で寝るのであります。
めちゃくちゃ暑いんですがね、ここ。
北冬書房から出ている『幻燈』という雑誌は実に曲者で、新しい号がいつ出るのかさっぱりわからない。
4号が出たのは2002年10月21日(お、国際反戦デー)らしい。
『幻燈』3号
『幻燈』4号
この時は映画『蒸発旅日記』の記事がメインかな。
夢幻堂さんから通信販売で買ったのだったかしら。
今回の5号は本屋さんで見つけて買うことができた。
奥付は2004年4月28日になっているのだが、北冬書房のサイトではまだその情報を見ることができない。
どうなってるのかしら。
『幻燈』5号は「特集<うらたじゅんの世界>」。
この雑誌はベースとしては常に「つげ義春」なのだが、この「うらたじゅん」さんが本格的デビューをした場でもある。
うらたさんはなつかしかったり、シュールだったり、明らかに「つげ義春」的なものを持った作家だ。
巻頭掲載の三作品の中では、「渡難」が心に残った。
二十歳の冬、「私」が与那国島でサトウキビ刈りをする話。
石垣島で知り合ったナナと女二人で空き家に住み、毎日くたくたになるまで働く。
夜中は寝袋の中で身体を動かして寒さをしのぐのだが、野菜を食い荒らすナメクジを退治するために起きなければならない。
それでものどかだった民家でのキビ刈りが終わると、製糖工場直営の畑で働く。
ヤマトから流れてきた若者たちが次々とケツを割るという苛酷な労働である。
「私」は高熱を出して寝込んでしまう。
サンシンの音が聞こえてくる。
「ネエネエ
がんばれよ!
死んじゃダメさ
命ど宝」
与那国の話なのに、冷たい霧と雨と寒さに苦しむ。
年が明けて1975年の正月に二十歳の冬を過ごしているので、私より少し上の世代だ。
もちろんうらたさんの思い出話や自伝ではなく、作品である。
それでも、設定は事実を元にしているようだし、生活そのものも経験を反映しているようだ。
私よりほんの少し年上だが、この世代だとこういう暮らしをする若者は往時よりもかなり少なくなっていたのではないだろうか。
いや、沖縄海洋博の年だ。
中学を卒業して鳶職に就いた同級生が、沖縄で稼いでくると言っていた。
復帰して三年目。
おそろしい勢いでヤマトの資本が襲いかかっていった時期なんだろう。
鳶になった同級生はその数年後に自殺した。
寺の墓地へ墓参りに行くと彼の墓の横を通るので、その時だけ彼のことを思い出す。
お。
うらたさんのサイトでいくつか作品が読めます。
http://www.ne.jp/asahi/jun/urata/
今日は七夕なんですな。
浜に出ると西の空は真っ暗な雲で覆われていましたが、東は晴れていました。
のんびり市の夜空は明るいので、天の川はよく見えません。
でも、なんとか晴れてくれるのかな。
【追記】No.2
昨日浜で見かけた鳩。
なんとなくヒナに似てるのがいたのです。
【追記】No.1
ヒナのワンダーランドは普段入り口を閉ざしてあるのだが、開いているとおヒナ様が確実に入り込む。
やたらに物を落として整地した後、妙な格好で寝るのであります。
めちゃくちゃ暑いんですがね、ここ。
北冬書房から出ている『幻燈』という雑誌は実に曲者で、新しい号がいつ出るのかさっぱりわからない。
4号が出たのは2002年10月21日(お、国際反戦デー)らしい。
『幻燈』3号
『幻燈』4号
この時は映画『蒸発旅日記』の記事がメインかな。
夢幻堂さんから通信販売で買ったのだったかしら。
今回の5号は本屋さんで見つけて買うことができた。
奥付は2004年4月28日になっているのだが、北冬書房のサイトではまだその情報を見ることができない。
どうなってるのかしら。
『幻燈』5号は「特集<うらたじゅんの世界>」。
この雑誌はベースとしては常に「つげ義春」なのだが、この「うらたじゅん」さんが本格的デビューをした場でもある。
うらたさんはなつかしかったり、シュールだったり、明らかに「つげ義春」的なものを持った作家だ。
巻頭掲載の三作品の中では、「渡難」が心に残った。
二十歳の冬、「私」が与那国島でサトウキビ刈りをする話。
石垣島で知り合ったナナと女二人で空き家に住み、毎日くたくたになるまで働く。
夜中は寝袋の中で身体を動かして寒さをしのぐのだが、野菜を食い荒らすナメクジを退治するために起きなければならない。
それでものどかだった民家でのキビ刈りが終わると、製糖工場直営の畑で働く。
ヤマトから流れてきた若者たちが次々とケツを割るという苛酷な労働である。
「私」は高熱を出して寝込んでしまう。
サンシンの音が聞こえてくる。
「ネエネエ
がんばれよ!
死んじゃダメさ
命ど宝」
与那国の話なのに、冷たい霧と雨と寒さに苦しむ。
年が明けて1975年の正月に二十歳の冬を過ごしているので、私より少し上の世代だ。
もちろんうらたさんの思い出話や自伝ではなく、作品である。
それでも、設定は事実を元にしているようだし、生活そのものも経験を反映しているようだ。
私よりほんの少し年上だが、この世代だとこういう暮らしをする若者は往時よりもかなり少なくなっていたのではないだろうか。
いや、沖縄海洋博の年だ。
中学を卒業して鳶職に就いた同級生が、沖縄で稼いでくると言っていた。
復帰して三年目。
おそろしい勢いでヤマトの資本が襲いかかっていった時期なんだろう。
鳶になった同級生はその数年後に自殺した。
寺の墓地へ墓参りに行くと彼の墓の横を通るので、その時だけ彼のことを思い出す。
お。
うらたさんのサイトでいくつか作品が読めます。
http://www.ne.jp/asahi/jun/urata/
2004-07-07 18:41
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コメント(12)
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TITLE: Re:渡難(07/07)
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こんばんは。ひな様の寝姿があまりにかわいいので、久しぶりに書き込んでみました。
うちの猫も、夏は暑さに参って、いつも床にのびのび寝ていますが、クーラーがきいて涼しい場所は、避けているみたいなんですよね。健康にあまりよくないって、本能で知ってるんでしょうか。だいたい1階でクーラーをつけると、ものすごく暑いのに、2階の床でへばってます。毛皮をまとっている動物にとっては、夏はつらい季節ですねえ。
by ツバル (2004-07-07 01:10)
TITLE: Re[1]:渡難(07/07)
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ツバルさん、こんばんは♪
おひさです~。
寝床の選択基準がよくわかりませんね。
今夜はワンダーランド酷暑なんですよ。
画像は上から下へ時系列です。
この後、枕にしている本を落としました。
(「ガロ」の段ボール箱入り覆刻版)
そしてうつ伏せで、ごめんなさいみたいな格好で寝ています。
暑そう。
by 幻泉館 主人 (2004-07-07 01:39)
TITLE: かわいすぎる・・・・
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あぁ、この写真、凄くいいですねー。
かわいいっ!
日記の内容すっ飛ばして失礼ですが、
目を開けたらもっと器量良しなのでしょうか。
だ、だっこしたいっ!
うちのネコは抱っこわれるのが大嫌いなんです。(カイヌシノセイ?)
by せしるん (2004-07-07 11:26)
TITLE: Re:渡難(07/07)
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おはようサンサン、今日も元気です~♪
汗をいっぱいかくと気持ちいいですね。
にゃんこさんの故郷はリビアらしいので、暑さには強いですかね、やっぱり。
とら丼が最近、二つ続きの倉庫で寝ています。中はけっこう暑いのに、そこがいいのかなあ。
chappi村はつい最近まで織物工場がありました。織り屋さんをしていたおうちがかなりあります。九州や四国から働きに女工さんとして出てきた人が今60代。中には腰が曲がったままの人もいて、若い頃は無理をしたのではないかと思います。
by chappi-chappi (2004-07-07 11:31)
TITLE: Re:かわいすぎる・・・・(07/07)
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せしるんさん、こんにちは♪
>目を開けたらもっと器量良しなのでしょうか。
かわいいです。
(親バカ)
もうおばあちゃんですけどね。
過去日録を探してみたら、この日が一番のアップのようです。
<small> <a href="http://plaza.rakuten.co.jp/gensenkan/diary/200312160000" target="_blank">http://plaza.rakuten.co.jp/gensenkan/diary/200312160000</a></small>
「ヒナの由来」が書いてあります。
同じ画像を小さくしたものをトップにはってありますな。
by 幻泉館 主人 (2004-07-07 12:11)
TITLE: Re[1]:渡難(07/07)
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chappi-chappiさん、こんにちぎらぎらたいよう♪
>汗をいっぱいかくと気持ちいいですね。
程度問題でして、目が覚めると布団にひとがたができているのもちょっとどうかと。
あぢいです。
>にゃんこさんの故郷はリビアらしいので、暑さには強いですかね、やっぱり。
チビは暑さに弱かったですね。
雪を喜んでました。
庭をかけまわるの。
ヒナはもっと猫らしいです。
寒いの嫌い。
>とら丼が最近、二つ続きの倉庫で寝ています。中はけっこう暑いのに、そこがいいのかなあ。
静かなところを好む時もありますね~。
>chappi村はつい最近まで織物工場がありました。織り屋さんをしていたおうちがかなりあります。九州や四国から働きに女工さんとして出てきた人が今60代。中には腰が曲がったままの人もいて、若い頃は無理をしたのではないかと思います。
女工哀史も、人情とともに消えかけているのでしょう。
昔の話を聞いて、記録しておいた方がいいですね。
by 幻泉館 主人 (2004-07-07 12:19)
TITLE: Re:渡難(07/07)
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>めちゃくちゃ暑いんですがね、ここ。
<ほんと 暑そうですね。
あられもない 寝姿だこと。
うちのフータローは まだ子猫で
暑さ知らずで 走り回っています。
by Mドングリ (2004-07-07 12:43)
TITLE: Re[1]:渡難(07/07)
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Mドングリさん、こんにちは♪
暑いんですわ、これが。
寝汗で布団が濡れるって、おねしょみたいなものですね。
ヒナはこのごろばばくさくなってきて、暑さでぐったりしています。
私もぐったりしています。
いいなあ、子猫。
by 幻泉館 主人 (2004-07-07 12:53)
TITLE: Re:渡難(07/07)
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こんにちは♪
ほんとだ!! 似てる!!
by chappi-chappi (2004-07-07 13:13)
TITLE: Re[2]:渡難(07/07)
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幻泉館 主人さん、こんにちあせ~♪
>程度問題でして、目が覚めると布団にひとがたができているのもちょっとどうかと。
ほんとはおねしょでしょ。
あとでヒナちゃんに聞いてこよ。
by chappi-chappi (2004-07-07 13:15)
TITLE: Re[1]:渡難(07/07)
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chappi-chappiさん、あちちです♪
羽の色が黒いのと、群れからはずれてるのがとってもヒナっぽいんですよ。
人間には慣れてました。
by 幻泉館 主人 (2004-07-07 14:22)
TITLE: Re[3]:渡難(07/07)
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chappi-chappiさん、ちとあしぇとなみだと~♪
>ほんとはおねしょでしょ。
ぎくっ!
そーゆーネタを振るんではなかった。
反省。
by 幻泉館 主人 (2004-07-07 14:23)