高田渡「火吹竹」(1973年) [高田渡]
♪毎晩 夜通し 起きていて♪
♪ボクは 何にもしてやしないのです♪
高田渡さんが、亡父高田豊さんの詩に曲を付けたのが、この「火吹竹」。
ベルウッドからの3枚目のアルバム『石』の最後に入っている。
静かな、とてもいい曲です。
これから夜なべ仕事をします。
時々気分転換になんか書くかも。
です。
ほい、忘れてた。
掲示板に書いたことです。
以下、自家引用。
> とりあえずここも少し防御措置をとることにしました。
> 少なくともみなさんのブラウザが吐き出す情報はうち
> から丸見えになるようにいたしましたので、あしからず。
> つまらない「串」はかえって命取りになりますから、
> お間違えのなきよう。
----------------------------------------------------
あ、しまった。
メッセージをくださった方がいたので、ついついず~っと気分転換してしまっていた。
うう、泣きそう。
しかし、あれだね、楽天の4:00am-5:00amごろ、閉まってるの痛いね。
でも、これがないと寝れない人も多いのかしら。
その間インフォシーク・プロフィールへ行って……んなことやってちゃ、ダメ、ダメ。
(この、「ダメ、ダメ」ってなんだかよくわかってないんすけど)
せっかくいらしてくださった方に悪いので、本館より蔵だし。
2002年12月15日付日録 -----------------------------------
[すかんぽ/哀れな草]
日曜の夜に冒頭を見逃した『世界・わが心の旅「ドイツ 僕と生きてきた詩(うた)」高田渡』のリピート放送を怪人KIRIさんが教えてくれた。
おかげで今夜最初から見ることができました♪
渡さんがドイツに行って、詩人ヨアヒム・リンゲルナッツ(1883-1934)の足跡を辿るものです。
正確にはリンゲルナッツの伝記ものではなくて、「哀れな草」という題の詩を辿るのですね。
語りは柄本明さん。
東京乾電池の面々は恭蔵さんのコンサートにも出演してたな。
「哀れな草」は高田渡さんの「すかんぽ」という歌の原詩である。
渡さんは60年代末から歌っているのだが、主にアメリカのフォークソングやブルースのメロディに、現代詩をのせて歌うという不思議な手法を開発してしまった。
思えば私が山之口貘やラングストン・ヒューズの詩集を買ったのは、渡さんのおかげであります。
つまり、師匠と呼んでいい人なのである。
吉祥寺東急デパートの裏あたりで、酔っ払っておまわりさんにからんでいた姿も、私の師匠そのものであると言える。
♪ 土堤の上ですかんぽは
♪ レールの間に立っていた
埃にまみれ、ただ立ち尽くすだけの「すかんぽ」に自身を重ね合わせ、渡師匠は哀感を込めて歌うのである。
ところが、本国ドイツでこの詩に付けられた曲は軽くユーモラスなのであった。
お? 師匠は間違っていたのか?
ドイツの若造ミュージシャンたちもこの詩を「滑稽な詩だ」と言う。
ヘンクドーベルというグループは、実に滑稽に演奏する。
どこかで聴いたような歌だな??
思い出した。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」
(Supercalifragilisticexpialidocious)
ディズニー映画『メリー・ポピンズ(Mary Poppins)』で使われている曲にそっくりです。
ここで少し調べてみると、このおまじないにはちゃんと意味があるそうで、
> 高度に教育できる極端で繊細な美しさを償うこと
> (super-超,cali-美,fragilistic-繊細な,expiali-償う,docious教育できる)
なんだそうな。ほんまかいな。
さて、ヘンクドーベルの諸君は雑草が擬人化されるのが滑稽だと言う。
まあ、第一言語の詩を語る連中にはかなわないわな。
渡師匠敗れたり。
リンゲルナッツは道化を詠った詩人なんだそうな。
「ユーモアと人間愛」が放浪詩人リンゲルナッツのキーワード。
だけど、番組ではちゃんとクライマックスを用意してありました。
渡師匠同様に、リンゲルナッツの詩を歌うビリ・ベダルフというフォーク・シンガーが登場します。
ピート・シーガーとブルース・ウィルスを足して二で割ったようなおっちゃんです。
この人との交歓とセッションがヤマ場ね。
う~ん、なかなか良い番組でした。


♪ボクは 何にもしてやしないのです♪
高田渡さんが、亡父高田豊さんの詩に曲を付けたのが、この「火吹竹」。
ベルウッドからの3枚目のアルバム『石』の最後に入っている。
静かな、とてもいい曲です。
これから夜なべ仕事をします。
時々気分転換になんか書くかも。
です。
ほい、忘れてた。
掲示板に書いたことです。
以下、自家引用。
> とりあえずここも少し防御措置をとることにしました。
> 少なくともみなさんのブラウザが吐き出す情報はうち
> から丸見えになるようにいたしましたので、あしからず。
> つまらない「串」はかえって命取りになりますから、
> お間違えのなきよう。
----------------------------------------------------
あ、しまった。
メッセージをくださった方がいたので、ついついず~っと気分転換してしまっていた。
うう、泣きそう。
しかし、あれだね、楽天の4:00am-5:00amごろ、閉まってるの痛いね。
でも、これがないと寝れない人も多いのかしら。
その間インフォシーク・プロフィールへ行って……んなことやってちゃ、ダメ、ダメ。
(この、「ダメ、ダメ」ってなんだかよくわかってないんすけど)
せっかくいらしてくださった方に悪いので、本館より蔵だし。
2002年12月15日付日録 -----------------------------------
[すかんぽ/哀れな草]
日曜の夜に冒頭を見逃した『世界・わが心の旅「ドイツ 僕と生きてきた詩(うた)」高田渡』のリピート放送を怪人KIRIさんが教えてくれた。
おかげで今夜最初から見ることができました♪
渡さんがドイツに行って、詩人ヨアヒム・リンゲルナッツ(1883-1934)の足跡を辿るものです。
正確にはリンゲルナッツの伝記ものではなくて、「哀れな草」という題の詩を辿るのですね。
語りは柄本明さん。
東京乾電池の面々は恭蔵さんのコンサートにも出演してたな。
「哀れな草」は高田渡さんの「すかんぽ」という歌の原詩である。
渡さんは60年代末から歌っているのだが、主にアメリカのフォークソングやブルースのメロディに、現代詩をのせて歌うという不思議な手法を開発してしまった。
思えば私が山之口貘やラングストン・ヒューズの詩集を買ったのは、渡さんのおかげであります。
つまり、師匠と呼んでいい人なのである。
吉祥寺東急デパートの裏あたりで、酔っ払っておまわりさんにからんでいた姿も、私の師匠そのものであると言える。
♪ 土堤の上ですかんぽは
♪ レールの間に立っていた
埃にまみれ、ただ立ち尽くすだけの「すかんぽ」に自身を重ね合わせ、渡師匠は哀感を込めて歌うのである。
ところが、本国ドイツでこの詩に付けられた曲は軽くユーモラスなのであった。
お? 師匠は間違っていたのか?
ドイツの若造ミュージシャンたちもこの詩を「滑稽な詩だ」と言う。
ヘンクドーベルというグループは、実に滑稽に演奏する。
どこかで聴いたような歌だな??
思い出した。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」
(Supercalifragilisticexpialidocious)
ディズニー映画『メリー・ポピンズ(Mary Poppins)』で使われている曲にそっくりです。
ここで少し調べてみると、このおまじないにはちゃんと意味があるそうで、
> 高度に教育できる極端で繊細な美しさを償うこと
> (super-超,cali-美,fragilistic-繊細な,expiali-償う,docious教育できる)
なんだそうな。ほんまかいな。
さて、ヘンクドーベルの諸君は雑草が擬人化されるのが滑稽だと言う。
まあ、第一言語の詩を語る連中にはかなわないわな。
渡師匠敗れたり。
リンゲルナッツは道化を詠った詩人なんだそうな。
「ユーモアと人間愛」が放浪詩人リンゲルナッツのキーワード。
だけど、番組ではちゃんとクライマックスを用意してありました。
渡師匠同様に、リンゲルナッツの詩を歌うビリ・ベダルフというフォーク・シンガーが登場します。
ピート・シーガーとブルース・ウィルスを足して二で割ったようなおっちゃんです。
この人との交歓とセッションがヤマ場ね。
う~ん、なかなか良い番組でした。


2003-11-08 00:00
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コメント(4)
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TITLE: Re:高田渡「火吹竹」(1973年)(11/8)
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夜なべ仕事お疲れさまです。
この番組、見逃しました・・・。
by 夏見還 (2003-11-08 07:45)
TITLE: 「すかんぽ」
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ぼくも見ました、この番組。
ずっと前に最初の放送があって、この間、2度目の放送があったんだけど(だから2度見た)、またあったんだね。再々放送かな?
NHKはBSでやったのを総合で放送する(その逆もあるのかな)から、見逃した時にいいよね。
この番組、ぼくも好きです。とぼけた味の高田さんが実はしっかり詩人(当然だけどさぁ)ということもわかるし、ドイツ人と日本人との感覚の違いもわかるしね。
ドイツじゃ笑いを誘う詩なんだなぁ、文化の違いっておもしろいなぁと感じたことでした。
胸に抱きつつ弾く、高田さんの楽器も、おもしろかった。なんて名前だったっけ? 忘れちゃったな。
by izumatsu (2003-11-08 09:49)
TITLE: Re:Re:高田渡「火吹竹」(1973年)(11/8)
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夏見還さん、こんにちは♪
え~、仕事をためるのは自分が悪いんですぅ。
(泣)(泣)
とりあえず皆様のNHKにリピートのリクエストを。
あそこ、声高な視聴者には意外に弱いんです、ホント。
by 幻泉館 主人 (2003-11-08 11:05)
TITLE: Re:「すかんぽ」
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izumatsuさん、こんにちは♪
> とぼけた味の高田さんが実はしっかり詩人
詩人であることはわかっていたんだけど、しっかりした紳士であり常識人であることが驚きでした。
(なんて失礼な心の弟子)
かといってステージで酔っ払って眠ってしまったのも事実なんで、さすがに大師匠であることよなあ。
> 胸に抱きつつ弾く、高田さんの楽器も、おもしろかった。なんて名前だったっけ? 忘れちゃったな。
すんまへんな、ワタクシもです。
by 幻泉館 主人 (2003-11-08 11:11)